学会長挨拶
第30回広島県理学療法士学会の開催にあたって
第30回広島県理学療法士学会 学会長 越智 裕介 (福山循環器病院) | ![]() |
このたび、第30回広島県理学療法士学会の学会長を務めさせていただきます、福山循環器病院の越智裕介です。
さて、私が勤務する急性期病院では、入院される患者様の高齢化を強く実感しています。この傾向は急性期・回復期・生活期を問わず、皆さんも日々感じていらっしゃるのではないでしょうか?日本の高齢化率は2040年頃まで上昇すると言われており、今後、我々が対象とする患者様はさらに高齢化し、多疾患並存のケースも増えていくことが予想されます。骨折術後で理学療法が処方された患者様であっても、高齢者では心疾患などの循環器疾患を既往歴に持っていることは珍しくありません。運動器疾患や中枢神経疾患の理学療法を行ううえでも、循環器疾患に対する知識を持っておく必要があります。
その他では、社会構造の変化の中で、理学療法士は様々な領域での活躍を期待されているものの、我々がどのような活動を求められているのかを、知らない方も少なくないのではないかとも思います。以上を踏まえ、本学会では、多疾患並存症例にどう関わるか?職能として求められている領域に対して我々は何ができるのか?など、一人ひとりができる新たなチャレンジについて考え、行動できるような学会にしたいと考え、本学会テーマを「挑む ~未来を拓くその一歩を踏み出そう」としました。
本学会のプログラムでは、「臨床」「教育」「地域活動」「職能団体として求められる役割」などに対する新たな知見に加え、「広島県内で頑張っている会員」、「保険診療外での理学療法士の活動」にも焦点を当て、会員の皆さん一人ひとりの、気づきや学びを創出したいと考えています。参加される皆様が本学会を通じて得られた、新たな気づきや学びが、参加される皆様の“明日からの一歩”を生み出す糧となることを願っています。また、本学会は1.5日開催ですが、1日目の夜に懇親会を開催し、会員の相互交流を促進したいと考えております。
本学会が、会員みなさまの多方面での活動や交流のきっかけとなることを、学会準備委員一同、心より楽しみにしております。多くの皆様のご参加をお待ち申し上げます。

