講演情報

[LS05-1]オーバービュー ~目からウロコの腹膜透析~

松本 秀一朗 (まつもとクリニック / 川原腎・泌尿器科クリニック)
透析医療は20世紀に人類が手にすることのできた最高の医療技術のひとつです。
最先端医療だった透析医療が普遍化してゆくいっぽうで、当初想定されていなかった高齢透析患者が多数を占めるようになり、アンラーニングが必要な状況となっています。
しかしながら、病院医療である血液透析がいまだに多数を占め、その結果、望まない社会的入院が増加するという社会的課題が問題となっています。
対極的に、腹膜透析は、在宅医療との親和性が高い【おうち透析】であり、穏やかで尊厳を守るケアの提供が行いやすい特徴があります。
医療技術の進歩や地域医療介護資源の整備によって、すべての腎不全患者が腹膜透析の恩恵にあずかれる時代になっていますが、患者家族だけでなく医療者にも正確な情報がゆき届いていないのが現状です。
腹膜透析におけるエコシステムによって、従来の血液透析とは異なり、「病院に通う生活」から「自宅で治療を行う生活」へと、生活の軸が患者自身に戻る仕組みが構築できる時代なのです。
本セミナーでは、第一線で活躍し実践している演者による、透析医療における社会的課題解決ツールとしての腹膜透析活用の興味深い最新の取り組みを紹介していただきます。

利益相反:あり