講演情報
[O1-3]在宅医療におけるNational Early Warning Score(NEWS)の短期死亡予測能に関する後方視的研究
大野 孝生1,2, 渡瀬 博子2, 森家 雄大1,2, 星長 麻里恵1, 川村 早紀1, 服部 理恵子1, 山中 菜摘1, 西山 いつ群1, 土屋 博1, 熊井 惟志1, 成瀬 佳子1, 谷本 一美1, 平塚 真紀1, 中島 由加1, 姜 琪鎬1 (1.みどり訪問クリニック, 2.藤田医科大学病院 救急医学・総合内科学講座)
【目的】
在宅医療は病院医療の代替として重要性が増しているが、在宅環境では病院と比較し病状悪化の早期認識が困難である。特に複雑な健康状態を有する高齢者においては、その傾向が顕著である。本研究では、バイタルサインに基づく指標であるNational Early Warning Score(NEWS)が在宅医療患者の短期死亡を予測できるかを検証した。
【方法】
愛知県内4施設の訪問看護ステーションにおける緊急訪問を対象にレトロスペクティブコホート研究を実施した。2023年6月から2024年5月において、看取りのための訪問、及び16歳未満を除くすべての緊急訪問を対象とした。訪問看護師が記録したバイタルサイン(呼吸数、酸素飽和度、酸素投与の有無、体温、収縮期血圧、心拍数、意識レベル)からNEWSを算出した。プライマリアウトカムは緊急訪問から2日以内の死亡、セカンダリアウトカムは7日以内の死亡とした。死亡予測には一般化線形混合モデルを用いた。(倫理審査承認番号:HM24-299)
【結果】
研究期間中の緊急訪問は589件(234名)であった。患者の年齢中央値は80歳、NEWSの中央値は3であった。2日以内の死亡は15例(6.4%)、7日以内の死亡は26例(11.1%)であった。NEWSは2日以内死亡(オッズ比1.89、95%信頼区間1.48–2.41、p<0.001)および7日以内死亡(オッズ比2.10、95%信頼区間1.57–2.81、p<0.001)のいずれにおいても有意な予測因子であり、NEWSの上昇に伴い死亡リスクも増加した。
【考察】
NEWSは在宅医療を受ける患者の短期死亡と有意に相関していた。在宅医療でもNEWSを使用することで、短期死亡リスクを予測できる可能性があることが示唆された。今後、在宅医療現場でのNEWS活用が診療の質の向上に寄与することが期待される。
在宅医療は病院医療の代替として重要性が増しているが、在宅環境では病院と比較し病状悪化の早期認識が困難である。特に複雑な健康状態を有する高齢者においては、その傾向が顕著である。本研究では、バイタルサインに基づく指標であるNational Early Warning Score(NEWS)が在宅医療患者の短期死亡を予測できるかを検証した。
【方法】
愛知県内4施設の訪問看護ステーションにおける緊急訪問を対象にレトロスペクティブコホート研究を実施した。2023年6月から2024年5月において、看取りのための訪問、及び16歳未満を除くすべての緊急訪問を対象とした。訪問看護師が記録したバイタルサイン(呼吸数、酸素飽和度、酸素投与の有無、体温、収縮期血圧、心拍数、意識レベル)からNEWSを算出した。プライマリアウトカムは緊急訪問から2日以内の死亡、セカンダリアウトカムは7日以内の死亡とした。死亡予測には一般化線形混合モデルを用いた。(倫理審査承認番号:HM24-299)
【結果】
研究期間中の緊急訪問は589件(234名)であった。患者の年齢中央値は80歳、NEWSの中央値は3であった。2日以内の死亡は15例(6.4%)、7日以内の死亡は26例(11.1%)であった。NEWSは2日以内死亡(オッズ比1.89、95%信頼区間1.48–2.41、p<0.001)および7日以内死亡(オッズ比2.10、95%信頼区間1.57–2.81、p<0.001)のいずれにおいても有意な予測因子であり、NEWSの上昇に伴い死亡リスクも増加した。
【考察】
NEWSは在宅医療を受ける患者の短期死亡と有意に相関していた。在宅医療でもNEWSを使用することで、短期死亡リスクを予測できる可能性があることが示唆された。今後、在宅医療現場でのNEWS活用が診療の質の向上に寄与することが期待される。
