講演情報
[O2-3]生成AI開発プラットフォームを活用したRPA構築支援の実践:ゼロコストで実現する診療所業務自動化
林 佑哉, 貝田 航, 西井 賢俊, 板舛 笑果, 山下 歩, 武藤 英貴, 藤谷 好紀, 能勢 悠介, 柳澤 克哉, 菅原 信行, 田中 裕子, 山田 寿美, 守上 佳樹 (医療法人双樹会よしき往診クリニック)
【はじめに】
当院では業務効率化を目的に2023年12月よりRPAを導入している。デスクトップ用無償版RPAソフトを使用し、運用は非技術職の診療同行スタッフが担当した。業務時間は大幅に削減できたが、RPA構築に要する時間的リソースが課題となっていたため、生成AI開発プラットフォーム(AIプラットフォーム)を活用することで、総体的な業務効率化を図った。
【活動】
削減した業務時間は年間約1200時間で、自動化した主な業務は、定期書類の作成、医療介護専用SNSと電子カルテ間の相互転記、訪問記録の下書き作成、患者データベースの作成、FAXとメールの確認、処方箋の印刷等である。導入時は1ヶ月間で約30時間RPAを学習し、2年間で約120時間かけて50個のフローを作成した。今回は新規フローの土台作成、エラーの原因調査等でAIプラットフォームを活用した。結果として、新規フロー作成の所要時間は平均で約2.4時間から1時間へと約60%短縮、デバッグとアップデートの所要時間は月平均で約6時間から1.8時間へと約70%短縮することができた。
【考察】
AIプラットフォームの活用により、RPA構築に要する時間を短縮できた。一方で課題も明らかになった。AIが作成したフローは実環境での動作保証がないため、予想外の動作発生時に対処できるよう、最低限のRPA運用知識と実行ログの監視が不可欠である。また、AIは電子カルテ固有の仕様には対応できないため、システム固有情報を基にした調整が必要である。運用の属人化リスクもあるため、マニュアル作成や組織内の知識共有により、持続可能な運用体制の構築が必要である。最後に、医療情報保護の観点から、患者の個人情報をAIに入力することは厳に慎むべきであり、汎用的処理パターンのみを質問し、個別データは院内で扱う運用が必須である。
当院では業務効率化を目的に2023年12月よりRPAを導入している。デスクトップ用無償版RPAソフトを使用し、運用は非技術職の診療同行スタッフが担当した。業務時間は大幅に削減できたが、RPA構築に要する時間的リソースが課題となっていたため、生成AI開発プラットフォーム(AIプラットフォーム)を活用することで、総体的な業務効率化を図った。
【活動】
削減した業務時間は年間約1200時間で、自動化した主な業務は、定期書類の作成、医療介護専用SNSと電子カルテ間の相互転記、訪問記録の下書き作成、患者データベースの作成、FAXとメールの確認、処方箋の印刷等である。導入時は1ヶ月間で約30時間RPAを学習し、2年間で約120時間かけて50個のフローを作成した。今回は新規フローの土台作成、エラーの原因調査等でAIプラットフォームを活用した。結果として、新規フロー作成の所要時間は平均で約2.4時間から1時間へと約60%短縮、デバッグとアップデートの所要時間は月平均で約6時間から1.8時間へと約70%短縮することができた。
【考察】
AIプラットフォームの活用により、RPA構築に要する時間を短縮できた。一方で課題も明らかになった。AIが作成したフローは実環境での動作保証がないため、予想外の動作発生時に対処できるよう、最低限のRPA運用知識と実行ログの監視が不可欠である。また、AIは電子カルテ固有の仕様には対応できないため、システム固有情報を基にした調整が必要である。運用の属人化リスクもあるため、マニュアル作成や組織内の知識共有により、持続可能な運用体制の構築が必要である。最後に、医療情報保護の観点から、患者の個人情報をAIに入力することは厳に慎むべきであり、汎用的処理パターンのみを質問し、個別データは院内で扱う運用が必須である。
