講演情報
[OEL06-2]訪問呼吸リハ実践-要介護呼吸器疾患患者に対する訪問呼吸リハビリテーション-
沖 由香里1,3, 畠中 弘太2, 梶家 慎吾1, 木澤 清行1 (1.株式会社Steps リハビリ訪問看護ステーション蕾, 2.株式会社Steps トレーニング・デイサービス ブルーム蕾 神戸駅前, 3.神戸大学大学院保健学研究員)
学歴:2018年神戸大学大学院保健学研究科博士後期課程 修了
2025年神戸大学大学院保健学研究員
職歴:2018年株式会社Steps リハビリ訪問看護ステーション蕾 現職
資格:呼吸認定理学療法士、3学会合同呼吸療法認定士、呼吸ケア指導士(初級)
2025年神戸大学大学院保健学研究員
職歴:2018年株式会社Steps リハビリ訪問看護ステーション蕾 現職
資格:呼吸認定理学療法士、3学会合同呼吸療法認定士、呼吸ケア指導士(初級)
近年、介護領域でも内部障害を抱えたサービス利用者は増加している。特に呼吸器疾患は、急性期退院後の外来リハビリテーションの実施医療機関は限られており、訪問での呼吸リハビリテーション(以下、訪問呼吸リハ)は慢性呼吸器疾患の長期的な病態管理に重要な役割を担っている。訪問呼吸リハの特徴は、対象の多くが介護認定を受けた高齢者という点である。主なプログラムの構成要素は病院での呼吸リハ同様、運動療法と患者(家族)教育が中心となるが、対象が呼吸器疾患またはその他の因子によって生活機能が低下している状態であることに留意が必要である。さらに、多くの場合が重複障害を抱えており、呼吸不全の増悪リスクのみでなく、対象の全体像を総合的に評価し、個別的なプログラムを立案していく必要がある。ガイドラインに準じた身体活動向上や筋力増強を目指すことが難しいライフステージの対象も多く、対象の自宅という限られた設備・資源の環境下で、継続性と安全性から必要に応じてポータブルエルゴメーターなど家庭用運動補助デバイスの導入や福祉用具を用いた環境設定を検討することも、訪問呼吸リハの特徴の一つである。
また、呼吸リハは多職種によるチーム医療が推奨されるが、訪問呼吸リハは一人の対象に介入できる職種が限られる場合が多い。地域包括ケアシステム実現に向けて、各地で地域全体での連携プラットフォームの構築が進められているが、すべての対象での導入には至っていないのが現状である。訪問呼吸リハを担当するセラピストは、対象の身体機能のみではなく、栄養状態や内服状況を含め療養生活全般について対象や家族から聴取し、運動療法と並行して病態管理の指導を実施する必要がある。呼吸リハは急性期を中心にエビデンスが構築されているが、訪問呼吸リハは学術的に未開拓な部分も多く、今後の発展が期待される。
また、呼吸リハは多職種によるチーム医療が推奨されるが、訪問呼吸リハは一人の対象に介入できる職種が限られる場合が多い。地域包括ケアシステム実現に向けて、各地で地域全体での連携プラットフォームの構築が進められているが、すべての対象での導入には至っていないのが現状である。訪問呼吸リハを担当するセラピストは、対象の身体機能のみではなく、栄養状態や内服状況を含め療養生活全般について対象や家族から聴取し、運動療法と並行して病態管理の指導を実施する必要がある。呼吸リハは急性期を中心にエビデンスが構築されているが、訪問呼吸リハは学術的に未開拓な部分も多く、今後の発展が期待される。
