講演情報
[OS09-4]豊島区における看護師会の役割
村崎 佳代子 (一般社団法人豊島区看護師会)
1987年 上天草看護専門学校卒
1988年 聖マリア看護専門学校保健学科卒
1988年 国家公務員共済組合連合会虎の門病院勤務
2000年 医療法人社団重光会本町訪問看護ステーション勤務2021年 一般社団法人池袋本町訪問看護ステーション設立
1988年 聖マリア看護専門学校保健学科卒
1988年 国家公務員共済組合連合会虎の門病院勤務
2000年 医療法人社団重光会本町訪問看護ステーション勤務2021年 一般社団法人池袋本町訪問看護ステーション設立
看護職能団体として国、都道府県看護協会などが存在しているが、市区町村レベルでの職能団体はあまり例を見ない。豊島区では、看護職(保健師、助産師、看護師、准看護師)のつながりを深め行政や関係機関と協働し区民へ貢献できるような職能団体を目指し、2019年に豊島区看護師会を設立し、2023年に法人化した。現在、医師会、歯科医師会、薬剤師会と協働し四師会として活動している。区民にとって身近な医療職として、看護職の立場から行政及び関係機関に事業提案を行ってきた。コンパクトシティだから顔の見える関係が構築しやすく、行政の会議体において課題の共有や対策についてスピーディーに議論が行える。COVID-19感染拡大時は、インフェクションチームの立ち上げ、行政と四師会で迅速に対応した。がん対策では、AYA世代のがん在宅療養での課題を共有し、日常生活用具給付等の事業化につなげた。また、グリーフケアに関する事業を担い、区民のサポートをしている。現在は「がんと診断されたときから緩和ケア」についての取り組みを進めている。豊島区在宅医療連推進会議では、在宅医療における臨床倫理をテーマに取り組み、会議体の中に多職種で構成された部会を設立した。豊島区看護師会において、看護職に対する活動だけでなく、区民や行政など多岐にわたる活動が行えたのは、病院、診療所、訪問看護ステーション等の地域で活躍する看護職同士のつながりが堅固となり、それぞれの持つ別のネットワークとリンクできたことが大きな要因となったと考える。今後も区民の保健、福祉の質の向上のために、課題に目を向け、行政及び関係機関と強い連携体制を維持していきたい。
