講演情報

[OS14-3]平成医療福祉グループにおける医療DXの取り組みについて

天辰 優太 (平成医療福祉グループ)
2012年岐阜大学医学部卒。岐阜市民病院で初期臨床研修を実施し、2014年に厚生労働省入省。介護報酬改定、診療報酬改定、新型コロナウイルス対策、医師の働き方改革等を担当。2020年に平成医療福祉グループ入職、2024年1月より同グループ訪問事業部長、2024年9月より同グループ副代表。
平成医療福祉グループでは、5つの診療所と12の訪問看護ステーションを展開して訪問診療・訪問看護を提供している。加えて、グループ各病院からも訪問診療、訪問看護、訪問リハビリテーションを実施するなど、幅広い在宅医療サービスを展開している。

グループは「じぶんを生きるをみんなのものに」をミッションに掲げ、既存の枠組みにとらわれることなく、患者さん一人ひとりのQOLを重視し、自分らしく生きることを支える医療・ケアの実践に取り組んできた。

このミッションを実現するためには、疾患のみならず患者さんを多角的に捉える視点や、多職種と協働しながら家族関係や生活背景を含めてケアを調整する実践が不可欠である。しかし現場では、業務負担の増大や医療の担い手不足により、患者さん一人ひとりに十分に向き合う時間や余力が制約されているのが現状である。

本発表では、QOLを重視した医療の実践及びそれを担う人材育成において、医療DXが果たす役割について考察する。特に、医療・介護算定や各種書類作成業務に代表されるバックオフィス業務に着目し、患者中心の医療を持続可能な形で実装するための戦略について、具体的な取り組みを交えながら提示する。