講演情報
[P1-127]認知症との共生を見据えたデジタル支援の段階化と介入時期の検討
―通所リハ・外来待合室での実践から―
中島 由美, 大堂 いずみ, 窪園 紋佳, 濵田 歩美 (きいれ浜田クリニック)
【はじめに】 超高齢社会においてICTは、身体・認知機能低下を補う「デジタルな杖」として期待されている。当院では地域住民を対象としたスマホ教室を実施し、住民同士の支え合いを促す取り組みを行ってきた。一方、認知機能低下後では新たなデジタル技術の習得が困難となる場合も多い。本報告では、通所リハビリテーション(以下、通所リハ)と外来待合室での実践を比較し、対象者の状態に応じたデジタル支援の介入時期について検討する。
【活動】 通所リハでは、利用者に対しスマホ操作の個別支援を行ったが、認知機能低下が進行している場合、操作の定着が難しく、支援者の負担も大きかった。一方、外来待合室では診察待ち時間を活用した短時間のミニ教室を実施し、公式LINE登録やWeb予約操作を支援した。比較的認知機能が保たれた患者を対象とした結果、デジタルへの抵抗感が軽減し、自発的な予約利用など行動変容が確認された。
【考察】 両者を比較すると、デジタル支援では「介入のタイミング」が重要である。認知症発症後の新規習得は困難である一方、MCIや段階、健常期からの関与は活用につながりやすい。外来待合室は、比較的自立した層と継続的に接点を持てる場であり、ここでのデジタル活用は将来的な認知機能低下への備えとして有用である。今後は、対象者の状態に応じた段階的支援を通じ、ICTを活用した持続可能な地域づくりを目指したい。
【活動】 通所リハでは、利用者に対しスマホ操作の個別支援を行ったが、認知機能低下が進行している場合、操作の定着が難しく、支援者の負担も大きかった。一方、外来待合室では診察待ち時間を活用した短時間のミニ教室を実施し、公式LINE登録やWeb予約操作を支援した。比較的認知機能が保たれた患者を対象とした結果、デジタルへの抵抗感が軽減し、自発的な予約利用など行動変容が確認された。
【考察】 両者を比較すると、デジタル支援では「介入のタイミング」が重要である。認知症発症後の新規習得は困難である一方、MCIや段階、健常期からの関与は活用につながりやすい。外来待合室は、比較的自立した層と継続的に接点を持てる場であり、ここでのデジタル活用は将来的な認知機能低下への備えとして有用である。今後は、対象者の状態に応じた段階的支援を通じ、ICTを活用した持続可能な地域づくりを目指したい。
