講演情報
[P1-158]在宅医療診療所における前立腺癌の診療状況~その現状と問題点について~
大川 あさ子, 小森 瑞恵, 福田 安奈, 助川 誠, 後藤 静香, 石井 一史, 三浦 克洋, 宗像 亮, 高橋 直人, 山本 英世 (はなまるクリニック)
在宅医療診療所における前立腺癌の診療状況~その現状と問題点について~はなまるクリニック 大川あさ子、小森瑞恵、福田安奈、助川誠、石井一史、三浦克洋、宗像亮、高橋直人、山本英世【目的】在宅医療クリニックに泌尿器科医として参加して、想定以上に前立腺癌が多い。その中で漫然とLHRHアナログの投与がなされている症例などが見受けられたので、在宅医療のクリニックにおける前立腺癌の管理状況に対して調査を行った。【対象と方法】2015年から2025年8月までの期間における前立腺癌症例を対象とした。年齢、前立腺癌死の有無、治療状況、フォローなどにつき調査を行った。【結果】対象は123名。年齢は平均86.4才。主病名は認知症32名(26.2%)、前立腺癌28名(23.0%)。転帰は死亡75名(61%)で、前立腺癌死は24名(32.7%)のみであった。薬剤による去勢療法が97名(78.9%)と最も多く行われていた。また在宅医療開始時に治療継続されていたのは71名(57.7%)であった。経過中PSAフォローされていたのは96名(78.0%)であった。【考察】在宅医療において前立腺癌は癌末期だけではなく、併存疾患として存在し、薬剤による去勢療法を行っている症例が多い。しかし在宅医は内科医であるため、盲目的に薬剤投与を続けていたり、PSAフォローされていない症例もあった。さらに経過が長いために診断・治療情報が得られないこともあった。【結語】前立腺癌加療中に在宅医療に移行する症例においては、在宅医としては積極的に前医に問い合わせを行い情報を得る努力をする必要があり、また泌尿器科医はPSAフォローや治療変更のタイミングまで指導をする必要があると考える。
*はなまる倫理委員会 2025-2
*はなまる倫理委員会 2025-2
