講演情報
[P1-43]COVID-19パンデミックと在宅患者死亡との関連 ― ホスピス型有料老人ホーム入居の影響を考慮した後方視的解析 ―
出口 博一, 伊達 裕子, 橋本 恵子, 木下 久美, 下平 佳子 (上伊那生協病院)
【目的】COVID-19流行と在宅患者死亡の関連を、2024年開設のホスピス型有料老人ホーム(H型)の影響を考慮して検討する。
【方法】2019〜2025年に当院が訪問診療を行った患者を電子カルテより抽出した。主要アウトカムは死亡とした。比較評価期間は、2019年(前期)、2020年(移行期)、2021〜2023年(COVID期)、2024年(H型導入期)、2025年(H型期)に区分した。全期間解析と、2020年と2024年を除外した感度解析を行った。さらに、悪性疾患患者に限定した副次解析を行った。本研究は当院の倫理審査委員会の承認(承認番号20250004)を得て行った。
【結果】年次毎の訪問診療患者数・死亡者数・死亡率は、2019年(233人・47人・20%)20年(244・52・21%)21年(302・69・23%)22年(335・87・26%)23年(334・68・20%)24年(360・89・25%)25年(382・110・29%)であった。死亡場所に占める自宅の割合は前期49%、COVID期56%、H型期22%であった。悪性疾患患者の1年当たりの死亡者数は前期18人(内自宅死12人・67%)、COVID期22人(同16人・73%)、H型期53人(同11人・21%)であった。
【考察】単施設後方視的研究である。COVID期には訪問診療患者数・死亡率・自宅死亡割合が共に上昇した。病院の面会制限等による入院回避や入院受け入れ能力の低下が、在宅患者と自宅看取りの増加に関与した可能性がある。死亡率の増加は、COVID-19関連の超過死亡の影響の可能性が示唆された。H型期は自宅死亡割合が低く、終末期の場として自宅や病院以外にホスピス型有料老人ホームが選択される傾向があり、特に、悪性疾患終末期で顕著であった。
【方法】2019〜2025年に当院が訪問診療を行った患者を電子カルテより抽出した。主要アウトカムは死亡とした。比較評価期間は、2019年(前期)、2020年(移行期)、2021〜2023年(COVID期)、2024年(H型導入期)、2025年(H型期)に区分した。全期間解析と、2020年と2024年を除外した感度解析を行った。さらに、悪性疾患患者に限定した副次解析を行った。本研究は当院の倫理審査委員会の承認(承認番号20250004)を得て行った。
【結果】年次毎の訪問診療患者数・死亡者数・死亡率は、2019年(233人・47人・20%)20年(244・52・21%)21年(302・69・23%)22年(335・87・26%)23年(334・68・20%)24年(360・89・25%)25年(382・110・29%)であった。死亡場所に占める自宅の割合は前期49%、COVID期56%、H型期22%であった。悪性疾患患者の1年当たりの死亡者数は前期18人(内自宅死12人・67%)、COVID期22人(同16人・73%)、H型期53人(同11人・21%)であった。
【考察】単施設後方視的研究である。COVID期には訪問診療患者数・死亡率・自宅死亡割合が共に上昇した。病院の面会制限等による入院回避や入院受け入れ能力の低下が、在宅患者と自宅看取りの増加に関与した可能性がある。死亡率の増加は、COVID-19関連の超過死亡の影響の可能性が示唆された。H型期は自宅死亡割合が低く、終末期の場として自宅や病院以外にホスピス型有料老人ホームが選択される傾向があり、特に、悪性疾患終末期で顕著であった。
