講演情報
[P1-44]在宅医療VR教材の開発と研修医の体験的学習への影響
岡﨑 理絵1, 飯田 英和1, 林 伸宇1, 夏堀 龍暢1, 高橋 由利子1, 春田 淳志2, 間所 俊介1, 武藤 真祐1 (1.鉄祐クリニカルリサーチセンター, 2.慶應義塾大学医学部 医学教育統轄センター)
【目的】在宅医療では、認知症や意識レベルが低い患者、不衛生な住環境など、研修医が臨床研修で経験しにくい状況が多い。本研究は、在宅医療に特化した360度VR教材を開発し、研修医の在宅医療に対する態度や学習意欲への影響を探索的に評価することを目的とした。
【方法】在宅医療を受ける患者宅において、医師・看護師による医療手技、患者・家族とのコミュニケーション、住環境を360度VRカメラで撮影し、複数のVR教材を作成した。対象は当院の初期研修医4名とし、VR視聴前後に在宅医療に対する態度17項目を7件法リッカート尺度の自己記入式質問票で評価した。項目ごとに前後のスコアと自由記述を集計し、分析した。
【結果】在宅患者との関わる価値、慢性疾患患者のケアのやりがい、多職種の業務内容の理解、在宅医療をキャリアとして検討する関心や学習意欲など、多くの項目でスコアの上昇がみられた。一方、受診拒否患者への対応や在宅医療に触れる機会、医学教育における在宅医療の学びに関する項目では、一部でスコアの低下がみられた。自由記述では、「膀胱瘻交換を行った動画から、在宅でできる処置が想像以上に多い」など、在宅医療の実施可能性に対する気づきが得られていた。
【考察】在宅医療VR教材は、研修医に在宅医療の特徴的な場面を安全かつ効率的に体験させ、態度や学習意欲の向上に寄与する可能性が示唆された。一部項目のスコア低下は、VR体験を通じて在宅医療の困難さや自身の知識・経験の不足を具体的に認識した結果と考えられる。今後は対象者数や教材数を増やし、教育プログラムとしての有効性をさらに検証する必要がある。
本研究は鉄祐会倫理委員会の承認(承認番号 鉄倫23-1-2号)を得て行われました。
【方法】在宅医療を受ける患者宅において、医師・看護師による医療手技、患者・家族とのコミュニケーション、住環境を360度VRカメラで撮影し、複数のVR教材を作成した。対象は当院の初期研修医4名とし、VR視聴前後に在宅医療に対する態度17項目を7件法リッカート尺度の自己記入式質問票で評価した。項目ごとに前後のスコアと自由記述を集計し、分析した。
【結果】在宅患者との関わる価値、慢性疾患患者のケアのやりがい、多職種の業務内容の理解、在宅医療をキャリアとして検討する関心や学習意欲など、多くの項目でスコアの上昇がみられた。一方、受診拒否患者への対応や在宅医療に触れる機会、医学教育における在宅医療の学びに関する項目では、一部でスコアの低下がみられた。自由記述では、「膀胱瘻交換を行った動画から、在宅でできる処置が想像以上に多い」など、在宅医療の実施可能性に対する気づきが得られていた。
【考察】在宅医療VR教材は、研修医に在宅医療の特徴的な場面を安全かつ効率的に体験させ、態度や学習意欲の向上に寄与する可能性が示唆された。一部項目のスコア低下は、VR体験を通じて在宅医療の困難さや自身の知識・経験の不足を具体的に認識した結果と考えられる。今後は対象者数や教材数を増やし、教育プログラムとしての有効性をさらに検証する必要がある。
本研究は鉄祐会倫理委員会の承認(承認番号 鉄倫23-1-2号)を得て行われました。
