講演情報
[P1-49]在宅終末期ケアにおける口腔ケアの重要性
佐藤 力, 守上 祐樹, 白川 大晃 (守上クリニック 在宅診療部)
【はじめに】
在宅看取りの現場において、ご家族への介護負担は避けては通れない。介護保険の利用を促しつつも充分な介護ケアを提供できない事例をしばしば経験する。今回は耳下腺炎によって終末期の口腔ケアの重要性を痛感する症例を経験したため共有する。
【症例】
症例は77歳女性、肝細胞癌末期であった。家族は病院を希望したが本人は強く自宅での最期を希望され、訪問診療介入開始となった。
「自宅の状態を見られたくない」という理由で訪問ヘルパーや看護師、医師の介入も制限されているものの家族も介護休暇を取ることが難しく、限られたケアでの自宅生活が継続されていた。死亡の一週前から突然左耳下腺の熱感、腫脹を認めアイシングで経過観察するも改善なく、耳下腺炎を疑い抗菌薬加療を開始とした。
【考察】
終末期に自宅で最期を過ごす場合に口腔ケアも当然重要になるという一例を経験した。終末期にかけて摂食、飲水の低下、会話量の減少、口腔環境不良などが要因と考えられた。緩和ケア病棟など十分にケアの余力がある状況では起きにくいものの、在宅というケアのリソースが限られた状況ではこのような可能性も想定して予防することや発生した場合は早急な抗菌薬での対応をすることが重要であると痛切に感じた。
在宅看取りの現場において、ご家族への介護負担は避けては通れない。介護保険の利用を促しつつも充分な介護ケアを提供できない事例をしばしば経験する。今回は耳下腺炎によって終末期の口腔ケアの重要性を痛感する症例を経験したため共有する。
【症例】
症例は77歳女性、肝細胞癌末期であった。家族は病院を希望したが本人は強く自宅での最期を希望され、訪問診療介入開始となった。
「自宅の状態を見られたくない」という理由で訪問ヘルパーや看護師、医師の介入も制限されているものの家族も介護休暇を取ることが難しく、限られたケアでの自宅生活が継続されていた。死亡の一週前から突然左耳下腺の熱感、腫脹を認めアイシングで経過観察するも改善なく、耳下腺炎を疑い抗菌薬加療を開始とした。
【考察】
終末期に自宅で最期を過ごす場合に口腔ケアも当然重要になるという一例を経験した。終末期にかけて摂食、飲水の低下、会話量の減少、口腔環境不良などが要因と考えられた。緩和ケア病棟など十分にケアの余力がある状況では起きにくいものの、在宅というケアのリソースが限られた状況ではこのような可能性も想定して予防することや発生した場合は早急な抗菌薬での対応をすることが重要であると痛切に感じた。
