講演情報
[P1-51]在宅高齢慢性心不全患者の予後予測におけるMAGGICスコアの有用性
福島 裕二1,2, 金本 和也1, 谷本 早千枝1,2, 谷本 享生2, 谷本 光生1,2 (1.医療法人社団 生康会 谷本医院, 2.医療法人社団 生康会 谷本メディカルクリニック)
【目的】
在宅高齢慢性心不全患者では、死亡のみならず、急変に伴う緊急往診や入院のリスク把握が重要である。本研究では、在宅医療下の高齢慢性心不全患者を対象に、MAGGICスコア(Meta-Analysis Global Group in Chronic Heart Failure)の予後予測能をSHFM(Seattle Heart Failure Model)日本人対応版およびNT-proBNPと比較し、その有用性を検討することを目的とした。
【方法】
本研究は当法人倫理審査委員会で承認された後ろ向き研究である(承認番号:No.2025-02)。2024年2月から2025年3月までに在宅医療を受けた慢性心不全患者61例を対象とした。アウトカムは6か月以内の死亡、緊急往診・入院とした。各アウトカムに対する予後予測能をROC曲線およびAUCにより評価し、年齢、性別、左室駆出率(EF)を共変量とした共分散分析(ANCOVA)を行った。
【結果】
6か月以内の死亡は5例、緊急往診・入院は21例で認めた。死亡をアウトカムとしたROC 解析では、MAGGICスコアのAUCは0.96であり、SHFM(0.74)およびNT-proBNP(0.72)と比較して高値を示した。ANCOVAでは、MAGGICスコアとSHFMは死亡と独立した関連を示したが、NT-proBNPは死亡との関連において非独立であった。緊急往診・入院をアウトカムとした解析においても、MAGGICスコアのAUCは0.64であり、SHFM(0.51)およびNT-proBNP(0.58)と比較して良好な予測能を示し、独立した関連を認めた。
【考察】
在宅高齢慢性心不全患者において、MAGGICスコアは死亡だけでなく緊急往診・入院の予測にも有用であり、在宅医療現場で実用性の高いリスク評価指標である可能性が示唆された。
在宅高齢慢性心不全患者では、死亡のみならず、急変に伴う緊急往診や入院のリスク把握が重要である。本研究では、在宅医療下の高齢慢性心不全患者を対象に、MAGGICスコア(Meta-Analysis Global Group in Chronic Heart Failure)の予後予測能をSHFM(Seattle Heart Failure Model)日本人対応版およびNT-proBNPと比較し、その有用性を検討することを目的とした。
【方法】
本研究は当法人倫理審査委員会で承認された後ろ向き研究である(承認番号:No.2025-02)。2024年2月から2025年3月までに在宅医療を受けた慢性心不全患者61例を対象とした。アウトカムは6か月以内の死亡、緊急往診・入院とした。各アウトカムに対する予後予測能をROC曲線およびAUCにより評価し、年齢、性別、左室駆出率(EF)を共変量とした共分散分析(ANCOVA)を行った。
【結果】
6か月以内の死亡は5例、緊急往診・入院は21例で認めた。死亡をアウトカムとしたROC 解析では、MAGGICスコアのAUCは0.96であり、SHFM(0.74)およびNT-proBNP(0.72)と比較して高値を示した。ANCOVAでは、MAGGICスコアとSHFMは死亡と独立した関連を示したが、NT-proBNPは死亡との関連において非独立であった。緊急往診・入院をアウトカムとした解析においても、MAGGICスコアのAUCは0.64であり、SHFM(0.51)およびNT-proBNP(0.58)と比較して良好な予測能を示し、独立した関連を認めた。
【考察】
在宅高齢慢性心不全患者において、MAGGICスコアは死亡だけでなく緊急往診・入院の予測にも有用であり、在宅医療現場で実用性の高いリスク評価指標である可能性が示唆された。
