講演情報
[P1-54]在宅医療の現場における、医療・介護従事者による住環境観察の意識についてのアンケート調査
髙橋 史織1,2,3, 筒井 健介4 (1.藤田医科大学 連携地域医療学, 2.豊田地域医療センター, 3.医療法人橘井会 タチバナ病院, 4.東京大学大学院 建築学専攻)
【目的】在宅医療では、医師や医療・介護従事者が療養者の住環境を観察することで、心身機能や生活背景を把握し、診療の質と効率を高めている。しかし、その観察方法は暗黙知にとどまり、体系化されていない。本研究は、医療・介護従事者が療養者の住環境から「何を見て、何を把握しているか」を職種別に抽出・類型化し、在宅医療における情報収集を促進する基礎資料を作成することを目的とした。
【方法】筆者が所属するコミュニティホスピタルの在宅医療支援センター職員(医療事務、看護師、セラピスト)約75名、在宅部門医師(専攻医、指導医)約30名を対象にアンケート調査を実施した。調査内容は、職種、経験年数、住環境から得ている情報、その活用による臨床アウトカム、住環境への介入などとし、34名から回答を得た。なお、本研究は筆者の所属医療機関倫理委員会の承認(承認番号2025-13)を得て実施している。
【結果】回答者は医師11名、看護師15名、セラピスト5名、医療事務3名であった。住環境からの情報収集の重要性、実践度、アウトカムへの寄与については、医師以外の職種で5点満点中平均4点以上と高評価であった。一方、医師では回答のばらつきが大きかった。住環境観察の難しさについては全職種で意見が分かれた。
【考察】専攻医を除き、全ての職種で住環境観察が重視され、実践および有効性が示唆された。一方、観察の難しさにばらつきがみられたことから、手法は属人化している可能性がある。本調査結果はサンプル数が限定されているが、今後の「住環境観察に基づく診療の高品質化」に向けた教育のための、仮説を得られた。今後は個別ヒアリング等を通じ、具体的手法の整理と体系化を進める必要がある。
【方法】筆者が所属するコミュニティホスピタルの在宅医療支援センター職員(医療事務、看護師、セラピスト)約75名、在宅部門医師(専攻医、指導医)約30名を対象にアンケート調査を実施した。調査内容は、職種、経験年数、住環境から得ている情報、その活用による臨床アウトカム、住環境への介入などとし、34名から回答を得た。なお、本研究は筆者の所属医療機関倫理委員会の承認(承認番号2025-13)を得て実施している。
【結果】回答者は医師11名、看護師15名、セラピスト5名、医療事務3名であった。住環境からの情報収集の重要性、実践度、アウトカムへの寄与については、医師以外の職種で5点満点中平均4点以上と高評価であった。一方、医師では回答のばらつきが大きかった。住環境観察の難しさについては全職種で意見が分かれた。
【考察】専攻医を除き、全ての職種で住環境観察が重視され、実践および有効性が示唆された。一方、観察の難しさにばらつきがみられたことから、手法は属人化している可能性がある。本調査結果はサンプル数が限定されているが、今後の「住環境観察に基づく診療の高品質化」に向けた教育のための、仮説を得られた。今後は個別ヒアリング等を通じ、具体的手法の整理と体系化を進める必要がある。
