講演情報
[P1-55]かかりつけ医療支援アプリ及びかかりつけファイルによる多職種協働高齢者かかりつけ医療機能強化について
英 裕雄, 英 優樹, 英 隼人 (医療法人社団 三育会 新宿ヒロクリニック)
【はじめに】高齢者かかりつけ医療においては、全人的対応を要するため、診療医単独対応よりも多職種協働で包括的かつプログラム化された対応が望まれているが、実際に多疾病多障害を持つ高齢者の様々な診療局面において、患者ごと、診療局面毎に適切かつ網羅的に診療計画策定をすることは難しい。 【活動】当院はグループ診療で、健常な時から看取りまで、様々な疾病や障害を持つ高齢者に多職種協働かかりつけ医療を提供するうえで、以前より紙ベースでの診療計画策定やチェックリストを活用してきたが、運用負担が大きく、限定的にしか活用できなかったことからアプリ開発を行い、労力軽減でき運用も頻度も増加し、さらにかかりつけファイル(安心ファイル)の配布運用により、グループ診療かかりつけ医療の質の向上、標準化できたので報告する。 【考察】アプリは診療支援としては、有用だが活用においては、様々な課題がある。紙の時点よりは非常に簡便にスケジュール化が可能になったが、それでも労力負担が否めないこと。さらに患者ごとの最適支援計画を策定することは、一度の計画策定ではすまずに、継続的に支援計画を作り続ける努力が必要であること。さらに結果に基づき療養支援を実施することの労力などを要する。今後、このような労力によりどのような療養改善が得られたかをしっかり検証する必要があると考える。
