講演情報
[P1-62]IT専門職不在の在宅医療DX:クラウド型グループウェアと生成AIを活用した業務アプリケーション作成ツールによる情報管理と業務自動化の試み
宮澤 匠 (つじ脳神経内科・訪問診療クリニック)
【はじめに】
在宅医療の現場では多職種連携が求められる一方、システム構築や運用管理を担うIT専門職は不足している。医療現場のDX化の必要性が高まるなか、業務効率化の取り組みは手順の見直しやフローチャート作成などにとどまることが多い。そこで当院では、在宅医療における定型的な定時業務および情報管理業務を対象に、手順の簡素化と自動化を目的としたシステム構築を行った。
【活動】
当院はクラウド型グループウェアを情報基盤としている。システム構築にあたり、生成AIでコード案を作成し、当院の運用に合わせてカスタマイズした。内容は以下の2点である。
1)患者情報の可視化・共有
業務アプリケーション作成ツールで携帯端末アプリケーションを作成し、訪問時に自宅環境等を撮影するだけで、画像と最小限の入力項目が共同作業支援ツールへ自動転記される仕組みを構築した。これにより、入院時などに自宅環境を含むサマリーを連携医療機関へ迅速に提供可能とした。
2)書類管理の自動化
クラウド型グループウェアと共同作業支援ツールのAPIを用い、受信FAX(主に検査結果報告書)のPDFファイルを自動リネームし、所定の共同作業支援ツールへ自動送信・通知するシステムを構築した。
【考察】
入院時の在宅環境情報は、退院調整や在宅療養継続の可否判断において重要である。本システムにより、日常診療の延長として情報を蓄積し、必要時に自宅環境を含めた情報提供が円滑に行えるようになった。これは連携医療機関の診療支援となるだけでなく、スタッフの事務作業を増やすことなく実現できた点で有用である。また、書類処理の自動化は見落とし防止と情報共有の迅速化に寄与した。IT専門職不在の小規模在宅医療機関でも、既存クラウドと生成AIの組み合わせにより、低コストかつ現場主導のDX推進が可能と考えられた。
在宅医療の現場では多職種連携が求められる一方、システム構築や運用管理を担うIT専門職は不足している。医療現場のDX化の必要性が高まるなか、業務効率化の取り組みは手順の見直しやフローチャート作成などにとどまることが多い。そこで当院では、在宅医療における定型的な定時業務および情報管理業務を対象に、手順の簡素化と自動化を目的としたシステム構築を行った。
【活動】
当院はクラウド型グループウェアを情報基盤としている。システム構築にあたり、生成AIでコード案を作成し、当院の運用に合わせてカスタマイズした。内容は以下の2点である。
1)患者情報の可視化・共有
業務アプリケーション作成ツールで携帯端末アプリケーションを作成し、訪問時に自宅環境等を撮影するだけで、画像と最小限の入力項目が共同作業支援ツールへ自動転記される仕組みを構築した。これにより、入院時などに自宅環境を含むサマリーを連携医療機関へ迅速に提供可能とした。
2)書類管理の自動化
クラウド型グループウェアと共同作業支援ツールのAPIを用い、受信FAX(主に検査結果報告書)のPDFファイルを自動リネームし、所定の共同作業支援ツールへ自動送信・通知するシステムを構築した。
【考察】
入院時の在宅環境情報は、退院調整や在宅療養継続の可否判断において重要である。本システムにより、日常診療の延長として情報を蓄積し、必要時に自宅環境を含めた情報提供が円滑に行えるようになった。これは連携医療機関の診療支援となるだけでなく、スタッフの事務作業を増やすことなく実現できた点で有用である。また、書類処理の自動化は見落とし防止と情報共有の迅速化に寄与した。IT専門職不在の小規模在宅医療機関でも、既存クラウドと生成AIの組み合わせにより、低コストかつ現場主導のDX推進が可能と考えられた。
