講演情報

[P1-79]法人内NSTシンポジウムによる多職種教育の実践報告 第1報        ―多職種連携の相互理解についてー

住野 亜衣1,2, 渡部 弥生1,2, 角屋 桜雪1,2, 望月 弘彦3,4, 小野 浩生2, 矢野 文枝2, 大出 博美2, 加藤 知子2, 矢澤 桃恵2, 北山 美羽2, 立野 慶2,3 (1.医療法人社団ユニメディコ 栄養部, 2.医療法人社団ユニメディコ NST委員会, 3.医療法人社団ユニメディコ 医科往診部, 4.相模女子大学 栄養科学部 管理栄養学科)
【はじめに】当法人は医療、介護、福祉での事業展開、幅広い年代に対し在宅医療を提供している。今回、各専門職が食支援の役割や多・他職種連携への理解を深め、よりよい支援に繋げることを目的にNST シンポジウムを法人内研修会にて開催した。その概要と実施後アンケート結果を中心に、多職種連携の相互理解について報告する。【活動】研修会は当法人NST委員会(管理栄養士3名、医師2名、介護士2名、歯科医師、看護師、言語聴覚士、薬剤師各1名)で企画・運営。研修内容:①在宅NSTおよび栄養経路に関する基調講演、②1症例検討、③質疑応答であった。研修時間:90分間。研修会中にオンライン上、匿名方式で質問を募集、53件あった。リアルタイムで共有、シンポジストが回答した。研修後アンケートの回答は参加者144名中136名(94%)、21職種、経験年数10年以上は45名(33%)であり、医療事務38名(28%)、管理栄養士18名(13%)であった。全員が「多職種連携の理解が深まった」と回答。一方で「内容が難しい・やや難しい」と回答した者は65名(48%)、その内、非専門職の職員および専門職かつ経験1~2年49名(75%)であった。質疑応答形式への評価も高かった。本研究は倫理委員会の承認を得て実施した(承認番号:25025)。
【考察】本研修会は多職種が食支援について理解を深める機会となり、特にリアルタイムかつ匿名での質疑応答形式が参加者の理解促進に寄与したと考える。一方で、内容を難しいと感じた参加者が半分近く存在したことから、対象者の専門性や経験年数に応じた研修内容の検討が課題である。また、職種や勤務年数に関わらず、意見を出し合うためには専門用語にも配慮が必要であると思われた。