セッション詳細

[HS01]ハンズオンセミナー01:在宅支援病院や診療所で必要な訪問栄養食事指導のやり方と食支援の技術を学ぶハンズオンセミナー(公募企画)

2026年7月4日(土) 9:00 〜 10:30
第11会場(札幌市産業振興センター セミナールームA)
座長:谷合 久憲(たにあい糖尿病・在宅クリニック),安藤 秀明(秋田大学大学院医学系研究科保健学専攻 看護学講座 教授 )
厚生労働省における「骨太方針2025」では、新たな地域医療構想に向けた病床削減、医療DXを通じた効率的で質の高い医療の実現が求められています。令和6年度の診療報酬・介護報酬・障害福祉サービス等の同時改定でも、診療所では努力義務であるが、在宅療養支援病院において、管理栄養士が訪問栄養食事指導を行う体制整備が施設基準となり、在宅医療における栄養管理の重要性が示されている。最近では、令和8年度の診療報酬改定では「退院後訪問栄養食事指導」として退院直後の訪問栄養食事指導に関する評価が新設されました。全国の病院の約70%が医療利益ベースで赤字と報告されている中で、「外来栄養食事指導」はもとより、「在宅訪問栄養食事指導」の算定も病院経営上は重要となる。しかし令和6年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査によると、訪問栄養食事指導を行う体制を整備した医療機関は病院で49.1%、診療所で26.8%です。算定困難な原因として「訪問栄養指導」について、医師の指示や患者同意の取得、介護支援専門員に対する報告、そして管理栄養士をはじめ多職種が具体的な活動方法を体系的に学ぶ機会が少ないことがあると推測される。本セミナーでは、前半で「在宅訪問栄養指導」の制度や実施方法、取り組みのはじめ方を学び、後半では具体的な食支援の方法として、誤嚥を防ぐ「食事時のポジショニング技術」について実技セミナーを行います。在宅で栄養指導を行うことで、患者の療養の質の向上を行いつつ、医療機関の経営改善によるコメディカルの処遇改善にもつながれば幸いです。

座長
安藤秀明 秋田大学大学院医学系研究科保健学専攻 看護学講座 教授
谷合 久憲 たにあい糖尿病・在宅クリニック院長

第1部 訪問栄養食事指導をやってみよう!
「訪問栄養指導とはなにか?」
前田佳予子先生 日本在宅栄養管理学会理事長 武庫川女子大学食物栄養科学部教授
「訪問栄養指導はどのように行えばよいか?」
中村育子先生 日本在宅栄養管理学会理事 名寄市立大学保健福祉学部栄学科教授
「訪問栄養指導をどのようにはじめればよいか?」
たにあい糖尿病・在宅クリニック 在宅担当管理栄養士 齋藤瑠衣子

第2部 誤嚥を防ぐ食支援をやってみよう!
「やってみよう!食べるよろこびを伝えるポジショニング技術(POTT);車いす編」
迫田綾子 POTTプロジェクト代表 日本赤十字広島看護大学名誉教授