講演情報

[R1P-10]愛媛県松山市忽那山から産する石榴石の記載鉱物学的研究

*大嶋 正太1、白勢 洋平2 (1. 株式会社愛媛建設コンサルタント、2. 愛媛大・院理工)

キーワード:

石榴石、忽那山、鉄礬石榴石、満礬石榴石、石榴石-黒雲母温度計

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愛媛県松山市北吉田町の忽那山西海岸から産出する石榴石は色・粒径・形など多様な特徴を示すが、詳細な記載や成因の議論などは行われていない。本研究では忽那山の地質と石榴石の記載を行い、石榴石の成長過程を調べることでホルンフェルスが源岩からどのような変成作用を受けて形成されたのか明らかにすることを目的とする。調査の結果、忽那山西海岸は角閃岩、アプライト脈、破砕帯、泥質・砂質ホルンフェルスの大きく分けて4種の岩石で構成され、石榴石は主に泥質・砂質ホルンフェルスから5色産する。観察・分析の結果、忽那山の石榴石はX席にFe・Mn・Mg・Caが含まれ,Fe・Mnに富み、鉱物種としてはほとんどが鉄礬石榴石で、一部満礬石榴石となる。5色の石榴石ごとにFe・Mn・Mg・Caのそれぞれの含有量、内包物、共生鉱物に特徴がある。また黒雲母-石榴石温度計を用いた温度推定では約510~620℃の熱変成作用をホルンフェルスの源岩が受けていたと推定される。石榴石の包有物量の異なるコアリム構造や組成の違い、同じ岩体内でも温度分布があることから、忽那山の石榴石を含むホルンフェルスは源岩が複数回変成を受けたものと考えられる。