講演情報

[R1P-11]山口県長門市津黄安山岩に産する沸石類の産状山口県長門市津黄安山岩に産する沸石類の産状

*永嶌 真理子1、西岡 美結2 (1. 山口大学・創成科学、2. 山口大学・理)

キーワード:

沸石、津黄安山岩、束沸石、輝沸石

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山口県長門市に分布する津黄安山岩中にみられる晶洞鉱物の産状,鉱物組合せや化学的特徴を検討した.津黄安山岩は上部・中部・下部安山岩に分けられ,晶洞鉱物は下部および中部安山岩,中部と上部を境する安山岩礫層中の安山岩礫から見出された.下部安山岩で最も卓越する束沸石の組成は変化に富み,交換性陽イオンの置換関係はCa ↔ 2(Na+ + K+)であり,Kに富む部分は“カリ束沸石”に相当するものがみられた.中部安山岩や安山岩礫中では,輝沸石やモルデン沸石が卓越する.主に灰輝沸石であるが,一部Naに富む.沸石の化学的特徴によると,いずれの産状でも先に晶出したものがCaに富み,後に晶出したものがNaやKに富む.先行研究に基づくと沸石は約250 ℃から50 ℃に温度が低下する過程で晶出したと考えられ,輝沸石が卓越する中部安山岩中の沸石類の方が,束沸石を主とする下部安山岩の沸石類よりやや高温で形成したと考えられる.