講演情報

[R6P-06]愛媛県四阪島梶島に分布する白亜紀苦鉄質岩類の岩石記載と全岩化学組成「発表賞エントリー」

*下岡 和也1、斉藤 哲1 (1. 愛媛大・院理工)

キーワード:

斑れい岩、白亜紀、梶島、西南日本

<div class="is-print-hide" style="height:0; overflow:hidden; max-width:100%; padding-bottom:84%; position:relative;"><iframe allow="fullscreen" allowfullscreen="true" frameborder="0" src="https://confit2.atlas.jp/articles/event/jams2021/slide/R6P-06", style="height:100%; left:0; position:absolute; top:0; width:100%;"></iframe></div>
愛媛県四阪島梶島に分布する苦鉄質岩類について新たに岩石記載と全岩化学組成分析を行い、西南日本内帯の花崗岩類に伴って産する苦鉄質岩類との組成比較を行なった。梶島の苦鉄質岩類は、野外産状および記載岩石学的特徴から、①含角閃石トロクトライト~含かんらん石優白質角閃石斑れい岩、②輝石角閃石斑れいノーライト、③苦鉄質岩脈に大別できる。また、トロクトライトと斑れい岩、斑れいノーライトは、少量の半自形〜他形を示す黒雲母(1 %以下)を含む。

 全岩SiO2含有量について、①含角閃石トロクトライト~含かんらん石優白質角閃石斑れい岩は43〜45 wt %、②輝石角閃石斑れいノーライトは48〜50 wt %、③苦鉄質岩脈は45〜49 wt %の範囲を持つ。また、全岩Mg#は0.43〜0.72を示す。梶島の苦鉄質岩類の全岩化学組成およびMg#は、西南日本内帯花崗岩類に伴って産する苦鉄質岩類の組成範囲にほぼ収まる。このことから、梶島の苦鉄質岩類は西南日本内帯の苦鉄質類を代表するものと考えることができる。