講演情報

[S2P-01]三波川変成帯エクロジャイト岩体中のマーブルに見られた柘榴石中の溶解再析出反応と微小空隙

*吉田 健太1、沢田 輝1、仁木 創太2、大柳 良介3 (1. JAMSTEC、2. 東大、3. 国士舘大)

キーワード:

先三波川変成作用、溶解再析出反応、流体流入、微小な空隙

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本研究で用いた四国中央部別子地域,三波川変成帯東五良津岩体中の変成石灰質岩中には,約200Ma,1100℃,2.5GPaの先三波川変成作用,95Maのエクロジャイト相変成作用,及び上昇期にエクロジャイト岩体が周囲と接合する時期の流体活動が記録されている(Yoshida et al., 2021a Lithos; 2021b JMPS; Niki et al., 2021 JpGU).エクロジャイト相時に形成され霰石を包有するGrt1と,Grt1のクラックを埋めるように産しダトー石や方解石を包有するGrt2の境界部をFIB-SEMにより三次元的に観察したところ,境界部に微小な空隙(~1μm)が存在していることが分かった.岩石-水相互作用による溶解再析出反応の反応フロントでは,微小空隙を介した流体の流入により反応が促進されることが認識されつつあるが,今回の観察結果から,高圧環境(~1GPa)での柘榴石の交代反応に於いても,同様の空隙による反応促進が起きていることが示唆された.