講演情報
[S2P-03]三波川変成帯に記録された変成ステージごとのLILE移動度:原岩組成復元モデルの適用「発表賞エントリー」
*松野 哲士1、宇野 正起1、岡本 敦1、土屋 載芳1 (1. 東北大・院環)
キーワード:
岩石-水相互作用、原岩組成復元、変成岩、沈み込み帯における変成作用
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高圧変成岩は、累進変成作用、後退変成作用における沈み込み帯での様々な流体活動を経験しており、それを元素移動として記録している(e.g., Bebout 2007)。著者らは、機械学習アルゴリズムを用いて学習させた玄武岩の原岩組成復元モデル(Protolith Reconstruction Model)を提案した(Matsuno et al. under review)。本研究では、原岩組成復元モデルを三波川変成帯の玄武岩質変成岩に適用し、それぞれの試料から元素移動量を推定し、その空間分布と累進・後退変成作用との関係を検討した結果を報告する。
対象は、三波川変成帯四国中央部の汗見川地域に露出する玄武岩質変成岩である。得られた結果は、Rb・Ba・K・Srの累進変成作用による溶脱と後退変成作用による付加を示唆している。さらに、汗見川に沿った各変成度に応じた元素の溶脱トレンドが定量的に得られつつある。本研究で推定される元素移動度は、海底での変質、累進・後退変成作用の積分値であるが、角閃石などの各変成ステージでの反応進行度の指標を用いることで、ステージごとの元素移動度に分解できると考えられる。
高圧変成岩は、累進変成作用、後退変成作用における沈み込み帯での様々な流体活動を経験しており、それを元素移動として記録している(e.g., Bebout 2007)。著者らは、機械学習アルゴリズムを用いて学習させた玄武岩の原岩組成復元モデル(Protolith Reconstruction Model)を提案した(Matsuno et al. under review)。本研究では、原岩組成復元モデルを三波川変成帯の玄武岩質変成岩に適用し、それぞれの試料から元素移動量を推定し、その空間分布と累進・後退変成作用との関係を検討した結果を報告する。
対象は、三波川変成帯四国中央部の汗見川地域に露出する玄武岩質変成岩である。得られた結果は、Rb・Ba・K・Srの累進変成作用による溶脱と後退変成作用による付加を示唆している。さらに、汗見川に沿った各変成度に応じた元素の溶脱トレンドが定量的に得られつつある。本研究で推定される元素移動度は、海底での変質、累進・後退変成作用の積分値であるが、角閃石などの各変成ステージでの反応進行度の指標を用いることで、ステージごとの元素移動度に分解できると考えられる。
