[R5-08]はやぶさ2リターンサンプルに含まれるマグネタイト粒子の3次元形状:多様性とその意味
*𡈽山 明1、松本 恵2、松野 淳也1、三宅 亮3、中村 智樹2、野口 高明3、安武 正展4、上杉 健太朗4、竹内 晃久4、延寿 里美5、瀧川 晶7、奥村 翔太3、三津川 到3、孙 铭琦6、榎戸 悠馬2(1. 立命大・総研、2. 東北大・院理、3. 京都大・院理、4. JASRI/SPring8、5. 愛媛大・理、6. CAS・広州地化所、7. 東京大・院理)
キーワード:
小惑星リュウグウ、X線ナノCT、透過型電子顕微鏡、水質変成、CIコンドライト
はやぶさ2サンプルが小惑星リュウグウから持ち帰ったサンプルのナノCT分析により、サンプルに含まれる多様なマグネタイト結晶粒子の3D形状を明らかにした。その結果をもとに、水質変成過程におけるマグネタイト結晶形状の発展モデルを提唱した。これによると、高過飽和度溶液から、球晶、プラケットとフランボイドの順に析出し、その後の過飽和度の低下により、大きな自形結晶が出現したと考えられる。
