第18回JBFシンポジウム

ご挨拶

第 18回 JBF シンポジウム
    実行委員長      清水 浩之(田辺ファーマ株式会社)
    実行副委員長  奥薗 剛(積水メディカル株式会社)


 第18回JBFシンポジウムを、2027年3月16日(火)から18日(木)までソニックシティ(大宮)にて開催できますことを大変嬉しく思います。本シンポジウムはこれまで産官学の多くの皆様のご支援のもと、日本におけるバイオアナリシス分野の発展、知識の共有、そして人的ネットワークの形成に貢献してまいりました。この場をお借りして、日頃よりJBFの活動を支えてくださっている皆様に心より御礼申し上げます。

 

 本年のシンポジウムのテーマは「Advancing to the Next Stage」です。このテーマには、私たちバイオアナリストを取り巻く環境が大きく変化する中で、次のステージへ力強く歩みを進めたいという思いを込めております。近年、医薬品モダリティはますます進化、多様化、高度化が進むとともに、新たな分析技術や装置の登場とアップデート、さらには実装ステージに進んだICH M10をはじめとする規制要件への対応、免疫原性評価に関する考え方の整理、データインテグリティ(DI)や電子化への対応、AIや自動化技術の進展など、日々の業務で向き合う課題の複雑さを増しながらバイオアナリシスに求められる専門性や役割も大きく拡がっています。

 

 本年のシンポジウムでは、こうした変化を踏まえ幅広いテーマでセッションを企画しております。第17回JBFシンポジウム後のアンケートや近年の技術、規制動向をもとに、ICH M10、抗体薬物複合体などの高分子医薬品、核酸やペプチドなどの中分子医薬品、バイオマーカー、免疫原性評価、最新の質量分析法、DIや電子化への対応、サンプルのマネジメント、重要試薬、他部署からのバイオアナリシスに寄せられる期待などをテーマとして検討しており、多角的な観点から議論を深めてまいります。また、Discussion groupのポスター発表、一般公募のポスター発表に加え、昨年に続き、次世代を担う若手研究者によるセッションを設け、今後のバイオアナリシスを支える人材の成長と交流の機会としたいと考えております。さらに、皆様が抱える課題や工夫を共有し、日常業務に活かせるような実践的な知見を得られる参加者間の情報交換の場も予定しております。

 

 バイオアナリシスは、単に測定値を提供するだけでなく、創薬研究、臨床開発、規制対応、そして意思決定を支える重要な基盤です。本シンポジウムが、参加者の皆様にとって新たな知識を得る場であるとともに、部門や組織を越えた対話を通じて、次のステージへ進むためのヒントを見出す機会となれば幸いです。本シンポジウムは、4年ぶりの関東開催に加え、新たな会場での開催となり、新たなステージで活発な対話が生まれることを期待しております。皆様とともに、これからのバイオアナリシスの在り方を考え、未来を切り拓いていけることを心より楽しみにしております。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

 

2026年8月吉日