コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

2015年7月14日〜7月16日幕張メッセ
コンクリート工学年次大会
コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

2015年7月14日〜7月16日幕張メッセ

[1280]ドリル削孔粉末から得られたpH分布を利用した劣化因子浸透深さ推定方法に関する検討

座長(土木):大野健太郎
座長(建築):福山智子
講演者:江口康平1, 加藤佳孝1, 菊池原潤一1(1.東京理科大学理工学部土木工学科)

キーワード:

pH、diagnostic technology、drilling method、neutralization、sulfate attack、durability、pH、診断技術、ドリル削孔、中性化、硫酸劣化、耐久性

本研究では,ドリル削孔粉末を利用してセメントペーストおよびモルタル硬化体内部のpH値を測定する手法について検討した。また,モルタル供試体を用いて,中性化および硫酸劣化が生じた硬化体内部のpH分布状況についても検討し,劣化因子による生成物とpH値の関係についても検討した。その結果,ドリル削孔粉末を利用することで,セメントペーストおよびモルタル供試体内部のpH分布状況をある程度推定できることが明らかとなり,また,中性化や硫酸による劣化が生じたモルタルに対しても,より詳細に内部の劣化状況を推定できることが明らかになった。