[2160]サイト特性を考慮した強震動によるRCラーメン高架橋の地震被害分析に関する基礎的研究
座長(土木):山野辺慎一
座長(建築):真田靖士
講演者:石橋寛樹1, 秦吉弥2, 秋山充良3(1.早稲田大学創造理工学研究科建設工学専攻 2.大阪大学工学研究科地球総合工学専攻 3.早稲田大学創造理工学 社会環境工学科)
座長(建築):真田靖士
講演者:石橋寛樹1, 秦吉弥2, 秋山充良3(1.早稲田大学創造理工学研究科建設工学専攻 2.大阪大学工学研究科地球総合工学専攻 3.早稲田大学創造理工学 社会環境工学科)
キーワード:
dynamic analysis、RCラーメン高架橋、サイト特性、強震動、地震応答解析、地震被害、seismic damage、single-story RC rigid frame、site effect、strong ground motion
鉄道高架橋のような線状に続く構造物では,構造諸元や地盤条件が同様であっても,構造物の地震被害に大きな差が生じることがある。本研究では,隣接するRCラーメン高架橋であっても,高架橋のそれぞれのサイト特性を反映した強震動を作成し,それらを用いた地震応答解析を行った。そして,過去の地震において,RCラーメン高架橋に大きな損傷が生じた地点では,地震時応答の計算値が大きくなることを確認した。幾つかの仮定を設けた上での検討結果ではあるが,サイト特性の違いを考慮した強震動と地震応答解析により,線状構造物の中で大きな地震被害が生じる地点や区間を同定できる可能性を示した。
