会長挨拶
会長 宮本 雄策
(聖マリアンナ医科大学小児科学 教授 / 川崎市立多摩病院小児科 部長)
この度、第20回日本てんかん学会関東甲信越地方会を2026年7月4日(土)に開催させて頂きます。伝統ある本会を担当させていただく貴重な機会を賜り、光栄に感じると同時に身の引き締まる思いです。
交通の便が悪くご参加の方にはご不便をお掛けいたしますが、開催場所は現在リニューアル工事中の母校とさせて頂きました。同時にオンラインでの配信を行うハイブリット開催を予定していますので、遠方の皆様のご参加も歓迎いたします。
本学が開催を担当させて頂くのは、私の恩師である山本仁名誉教授が会長を務めた第7回以来であり、川崎での開催は山野光彦会長の第15回以来です。神奈川・川崎の地に皆様をお迎えできることをとても嬉しく思います。
会のテーマは「以和為貴」といたしました。この言葉は聖徳太子が制定した『十七条憲法』第一条に記されたとして有名ですが、聖マリアンナ医科大学剣道部創設時に小沢丘先生(剣道範士九段)に揮毫を賜り掲額されたのもこの言葉でした。剣道稽古時に面の下に被る手拭いにもこの言葉が印刷されており、私にとってなじみ深い言葉です。学生時代にはもっと激しく勇ましい言葉が武道らしいと感じていましたが、歳を重ね「和」の重要性を感じる機会が増え、高名な剣道師範が医学部で剣道修行を行う学生に贈った言葉として、これ以上相応しいものはないと今では思っています。
てんかん診療には小児科、精神科、脳神経内科、脳神経外科の4診療科を中心に多くの医師が関わっています。そして、看護職、教育職、福祉職などの多職種の協力と、家族や地域の方々の支援によって患者さん中心の医療が成り立っていることを強く感じます。それぞれの立場から「和」を重視し、てんかん診療を考える機会になればと考えています。
特別講演は尊敬する須貝研司先生にお願いしました。名人の薬物治療をご参加の先生方と一緒に勉強できれば幸いです。
私が本学に入学してから35年になります。「少年易老学難成」と痛感しますが、自分なりに楽しく充実した生活をここで過ごしてきました。生まれ変わりつつある母校で皆様をお待ち申し上げます。多くの方々のご参加を心より歓迎いたします。
