セッション詳細

【都道府県看護協会公募企画5:京都府】京都府における「在籍型人材交流事業」の成果と展望 
在籍型人材交流による個人の成長、組織の活性化、地域の看護連携

2026年9月18日(金) 16:40 〜 17:40
第7会場(ANAクラウンプラザホテル岡山 [1F] 曲水(西))
座長:豊田 久美子(京都府看護協会会長)
企画代表者:豊田 久美子(京都府看護協会会長)
講師:岩井 和美(日本バプテスト病院看護部長)
   田中 美帆(がくさい病院主任看護師)
   藤澤 育実(京都大学医学部附属病院)
   平河 勝美(滋慶医療科学大学大学院教授)
本企画は、京都府看護協会の事業「在籍型人材交流」の趣旨、目指すもの、2年間の取組報告後、出向者と関係者の報告により成果の一端を共有し、人材交流の展望について意見交換するものである。 事業の背景は、近年の京都府内の看護職の離職者調査により「20歳代後半~30歳代が多い」「離職理由は他施設で看護してみたい」が最多であったことよる。事業の趣旨は、京都府内に勤める看護職が勤務する施設に在籍したまま、希望する登録施設へ一定期間出向し経験的でリフレクティブな学習を支援するシステムを構築することで、看護職のキャリア形成を京都府においてワンチームとなり支援するものである。このシステムが目指すものは、出向者の看護実践能力やエンゲージメントの向上、出向に伴う組織の活性化や組織間連携の強化、さらには京都府内の看護職の定着の促進である。  本事業は、京都大学医学部附属病院において関係施設との間で行われていた人材交流事業を、京都府全域で実施すべく京都府看護協会が引き継いだものである。当初はこれまでの実績から人材交流の期間設定を3ヶ月から1年としていたが、登録施設数は42施設と2倍となったものの、出向者数が2024年、2025年とも8名と横ばいであったため、登録施設間での各施設研修への相互参加や、1ヶ月のインターバルを加えた1ヶ月間2回出向するパターンの導入等、施設のニーズを引き出した新たな人材交流を試みている。  事業評価として、出向者と関係者に対するインタビュー調査を実施し質的に分析する予定であるが、これまでのインタビューでは「出向者の看護観の深化や技術的な熟達」「この事業に対する期待や評価」等を聴き取っている。  本企画では、出向者、出向者の同僚、トップマネージャーの登壇を得て、具体的経験や意見を参加者と共有し、人材交流のもたらす成果と展望について意見交換したいと考える。