セッション詳細

【都道府県看護協会公募企画3:愛知県】若手看護職リーダーシップ教育研修の効果と今後の展望

2026年9月18日(金) 15:20 〜 16:20
第2会場(岡山コンベンションセンター [2F] レセプションホール)
座長:森田 恵美子(愛知県看護協会常務理事)
企画代表者:森田 恵美子(愛知県看護協会常務理事)
講師:三浦 昌子((前)愛知県看護協会会長/人間環境大学看護学部教授)
   亀島 加代(公立陶生病院看護局長)
   神原 涙(名古屋掖済会病院)
2040年を見据えると、少子高齢化・人口減少の進行により、医療資源および人的資源の制約は一層厳しさを増すと予測される。特に生産年齢人口の減少は医療現場の担い手不足を深刻化させ、限られた人材で質の高い看護を提供することが求められる。  このような中、看護職の役割は、疾病や治療中心の支援から、対象者の生活機能やQOLを重視した包括的な支援へと転換していく必要がある。また、医療・介護・福祉の連携が不可欠となる中で、看護職は多職種連携の要として中核的存在となることが期待される。  こうした背景を踏まえると、看護職には特定の専門分野にとどまらず、状況に応じて柔軟に対応できるジェネラリストとしての資質向上が重要な鍵となる。その資質を支える能力の一つとして、リーダーシップは極めて重要である。リーダーシップは、管理職に限られたものではなく、日常の看護実践やチーム活動の中で発揮されるものであり、若手看護職の段階から意識的に育成していく必要がある。  こうした課題意識のもと、2022年より若手看護職を対象としたリーダーシップ教育研修の構築に取り組んできた。リーダーシップは知識として学ぶだけでなく、組織や現場における課題解決の実践プロセスを通して培われるものであると考えた。そのため、現場での課題解決の実践を中心に、自己のリーダーシップ行動の内省、他者からのフィードバック、そしてそれらを踏まえた行動の改善・強化を繰り返す経験学習を重視したプログラムを構築した。  若手看護職は、実際の医療現場において主体的に実践を行い、その過程で得られた気づきや学びを次の行動に繋げて行った。このような取組みを段階的に継続することで、若手看護職の意識や行動に一定の変化が認められた。一連の教育研修の構築と実践内容を整理するとともに、その効果を振り返り、今後の看護職におけるリーダーシップ教育のあり方について示唆を得る。