セッション詳細
【ランチョンセミナー2】「電磁過敏症って本当にあるの?」―WHOの見解を紹介します―
2026年9月18日(金) 12:30 〜 13:30
第1会場(岡山コンベンションセンター [1F] イベントホール(西))
座長:冨永 智博(電気安全環境研究所電磁界情報センター)
講師:大久保 千代次(電気安全環境研究所電磁界情報センター)
共催:一般財団法人電気安全環境研究所電磁界情報センター
講師:大久保 千代次(電気安全環境研究所電磁界情報センター)
共催:一般財団法人電気安全環境研究所電磁界情報センター
WHO(世界保健機関)の1996年から国際電磁界プロジェクト(International EMF Project)電磁界の健康リスク評価を行っている。WHOが電磁界に関するリスク評価を行っているが、一般の方々には電磁界を過剰に不安視する声もあり、WHOの見解があまり浸透していない。 今回は、健康リスク評価を行う際に電磁界の周波数にかかわらず問題となる、電磁過敏症(EHS; electromagnetic hypersensitivity)について取り上げる。電磁過敏症は、ICD-11には登録されておらず、電磁界に起因する特発性環境不耐症idiopathic environmental intolerance attributed to electromagnetic fields [IEI-EMF]と表現することもあるが、明確に疾病概念は定まっていない。電磁過敏症に関する調査研究は、欧州を中心に数多く実施されている。我が国でも総務省の生体電磁環境研究費で実施された。それらの結論を要約すると、現時点では、電磁過敏症発症と電磁界ばく露を結び付けるような科学的根拠は存在していない。電磁過敏症は明確な診断基準を持たず、その発症原因は不明だが、「ノセボ効果」が介在していると推察されている。ランチョンセミナーでは、WHOの見解を中心に、電磁過敏症に関する最新の知見を紹介したい。
