セッション詳細

【一般公募企画10】中間管理者のナラティヴアプローチはキャリア支援に貢献する

2026年9月19日(土) 15:50 〜 16:50
第8会場(ANAクラウンプラザホテル岡山 [1F] 曲水(東))
座長:松月 みどり(湘南医療大学保健医療学部教授)
企画代表者:福田 敦子(神戸大学大学院保健学研究科講師)
講師:福田 敦子(神戸大学大学院保健学研究科講師)
   髙橋 清子(千里金蘭大学看護学部准教授)
医療現場は高齢化や技術革新の進展により大きく変化している。このような環境の中、看護師は日々業務を行っているが自己の看護実践の醍醐味を意味づける機会が少なくなっている。また、看護師は自己実現の迷いや個人としての将来への迷いを抱え、疲弊し離職する者も少なくない。私たちは、「きき手」が存在し、「語る」ことにより看護師の自己物語が立ち上がり意味を見出すという、新たな支援方法であるナラティヴアプローチの応用可能性に取り組んでいる。中間看護管理者(以下、管理者)は一つの看護単位を管理している看護職の長であり、スタッフのキャリア支援を担っている。ナラティヴアプローチを管理者が活用することで、看護師は自分の大事にしている看護実践を意味づけ、未来を志向し、自分らしい看護実践を試みるというキャリア形成支援の能力が向上すると考え、ナラティヴアプローチを活用できるよう管理者を対象にプログラムを実施した。プログラムを受けたある管理者は自部署の文脈に合わせてナラティヴアプローチを活用し、看護師との面接の方法を変化させていた。面接を受けた看護師は自己の文脈で語り、自ら行動を起こすことや看護師から管理者に話しかけるなど行動に変化が起きていた。このことによって理者はストレスが軽減したと語っていた。また、プログラム後異動があったある管理者は、部署の特徴を把握し、スタッフ看護師の看護に影響を与えていた。しかし、その評価に対して悩みが生じていた。  本企画では、プログラムを受けた管理者がナラティヴアプローチを活用することで、どのような実践をしているのか、その成果は何かを紹介し、会場の皆様からご意見をいただき、管理者が抱えている課題やナラティヴアプローチの活用可能性についてディスカッションができればと考えている。  本取り組みは、科研費基盤研究(C) 課題番号19K10822の助成を受けて行われた。