セッション詳細
【一般公募企画9】訪問診療同行看護師ってどんな存在?
あなたが知らないケースマネージメントとしての看護
2026年9月19日(土) 14:30 〜 15:30
第8会場(ANAクラウンプラザホテル岡山 [1F] 曲水(東))
座長:中村 千香子(総合在宅医療クリニック)
企画代表者:中村 千香子(総合在宅医療クリニック)
講師:増井 法子(総合在宅医療クリニック)
明和 靖恵(くれよん在宅クリニック)
企画代表者:中村 千香子(総合在宅医療クリニック)
講師:増井 法子(総合在宅医療クリニック)
明和 靖恵(くれよん在宅クリニック)
2040年問題を背景に、在宅医療・看護の重要性は一層高まり、同時に多くの課題が指摘されている。日本看護協会においても看護の専門性を追求しその人らしさを大切にした看護の提供が求められる。在宅看護の一つの形として、医師が訪問診療を行う際に患者宅に同行する役割がある。訪問診療同行看護師(以下、訪問診療看護師)は、診療の場に看護の視点をもたらす存在である。 訪問診療看護師の役割は、医師の診療補助や薬剤確認、事務業務といった補助的業務にとどまらない。清拭などの直接的ケアや長時間の滞在は訪問看護師に託す一方、患者の生活背景、療養環境、家族状況を俯瞰的に捉え看護の視点からケースマネジメントを行っている。またケアマネジャー、病院医師・看護師、リハビリスタッフ、施設職員など多職種と連携し、在宅での支援調整や病院との橋渡し役を担うことも重要な役割である。福祉系のケアマネジャーでは複雑な病気の理解に課題を抱える場合もあり、訪問診療看護師が医療側の連携の中心になりえる。また今後、遠隔診療が普及していく際にもD to P with N(看護師(等)の介助によるオンライン診療)の形式が評価されつつあり、医師の日常的な診療をよく知る訪問診療看護師の活躍に期待も寄せられている。本セッション前半では、訪問診療看護師の具体的な実践について事例を通して共有する。診療場面での判断、生活情報のアセスメント、患者・家族への関わり、医師へのフィードバックなど、日常的に行われているが言語化されにくい看護実践を可視化する。後半は会場を交えた意見交換を中心とし、「訪問診療看護師だからこそできること」「役割の曖昧さの中で生じる迷いや葛藤」「今後求められる力」について自由に語り合う場とする。本企画を通して、訪問診療看護師の実践知を共有し、在宅医療における看護の専門性と価値を再認識し、明日からの実践を支える視点を参加者とともに紡いでいきたい。
