講演情報

[O02-01]衛星搭載降水レーダ観測がもたらした新しい降水科学-TRMMからGPMへ-

*高薮 縁1 (1.東京大学 大気海洋研究所)

キーワード:

TRMM、GPM、衛星搭載降雨レーダー、降水科学

熱帯降雨観測計画(TRMM)衛星は、世界初かつ全球降水観測(GPM)主衛星打ち上げまでの16年間唯一の降雨レーダ搭載衛星として、宇宙からの降水の立体観測を実現しました。そしてGPM主衛星との1年間の同時観測を経て、この3月にその使命を終えようとしています。東京を含む熱帯亜熱帯のあらゆる地域での降水立体構造の17年間に亘る長期観測は、降水科学に多くの発見をもたらしました。本講演では、降水気候学、豪雨をもたらす気象など、TRMMがいかに過去の降水科学を書きかえ、衛星観測降水データの科学的・社会的活用について新たな展望をもたらしたか、また、2014年2月末の主衛星打ち上げにより本格始動した全球降雨観測計画GPMの初期結果と展望について紹介します。