講演情報

[U04-10]福島の放射能土壌汚染の顕微解析

*向井 広樹1、甕 聡子1、小暮 敏博1 (1.東京大学大学院理学系研究科)

キーワード:

福島原発事故、汚染土壌、放射性セシウム、電子顕微鏡

2011年の福島第一原子力発電所における事故以来,放出された放射性物質,特に放射性セシウムの環境中での挙動について知ることが求められてきた.しかし,実際の汚染土壌における放射性セシウムの濃度は,問題となるような強い放射線量の土壌中でも極微量でしかなく、化学的に識別することは不可能に近い.昨年,我々は微細加工を施したイメージングプレート(IP)を用いたオートラジオグラフィにより実土壌中の放射性セシウムを吸着・固定した微粒子を特定することに成功し,電子顕微鏡を中心とした手法によりその物質を明らかにした (Mukai et al., 2014).さらにこれらの微粒子中でセシウムがどのように存在しているかについて研究を行っている.本発表ではこれらの成果について話をする予定である.