講演情報

[O08-P13]ジオサイトにおける地形表現の活用 〜茨城県北ジオパーク構想での事例〜

*石川 剛1、鈴木 敬子1、小荒井 衛2、今泉 利架3、武田 直樹4 (1.株式会社 東京地図研究社、2.茨城大学理学部、3.朝日航洋 株式会社、4.茨城大学ジオパーク推進室)

キーワード:

多重光源陰影段彩図、茨城県北ジオパーク構想、地形表現

ジオパークでは,見どころとなる「ジオサイト」における地質学および地形学的な価値を適確に表現し,広く周知できるかが重要になってくる.各地のジオパークではそれぞれで工夫を凝らしたチラシ等を用意しているが,地形表現に特化したマップを採用している例は少ない.
日本ジオパーク再認定に向けて活動中の「茨城県北ジオパーク(構想)」でもジオサイトのパンフレットを製作していたが,イラスト風の地図を用いており,親しみやすさはあるものの現地での場景と対比にはやや難があった.今回,デザインをリニューアルした冊子を新たに企画するにあたり,マップに5mDEM(基盤地図情報)をベースにした新・多重光源陰影段彩図(凸凹地図Prm.)を採用することとした.これによりリアリティのある表現となり,海成・河成段丘や断層などの地形的特徴も読み取りやすくなった.また陰影に地質図を重畳させることで,これにより地質構造の読み取りも可能となった.

※本研究は,茨城大学地質情報活用プロジェクトによる協力と,科学研究費補助金(課題番号:16K01213)の補助を受けている