セッション詳細
[U-02]「知の創造」の価値とは何か:研究評価の理想と現実・説明責任
コンビーナ:島村 道代(海洋研究開発機構)、山中 康裕(北海道大学大学院地球環境科学研究院統合環境科学部門)、末広 潔(国立研究開発法人海洋研究開発機構)、Brooks Hanson(American Geophysical Union)
近年日本では、科学と研究者の理想がないままに、被引用数やインパクトファクターを安易に評価指標として用いてきた。その歪みとして、組織や研究者の業績評価における論文崇拝主義や、科学技術のように直接的な課題解決を得意とする学問分野への偏重を招いている。<br/>地球科学という分野は「地球」というひとつの研究対象に対し、社会の負託に応える研究〜人類の知的好奇心に応える研究まで、多様な研究スタイルが共存しコミュニティーを形成している。故に分野間比較が容易ではなく、上述のような安易な指標を用いた評価による影響も甚大である。特にアーリーキャリアの研究者へ与える影響は大きい。しかし、それは本当に科学のあるべき姿、科学の価値なのだろうか?<br/>本セッションでは、研究者コミュニティーの構成員自らが「理想の科学」について語り、その多様性を理解することから始めたいと思う。また研究者自身が研究活動を評価し、それに基づく社会への説明責任を果たす文化を創造する方法を共に考えるスタートラインとしたい。 そのために、海外事例の報告やアンケートをもとに、パネラーによるディスカッション、フロア参加者との討論でセッションを構成する。
[U02-P01]さあ始めよう、知の創造の文化と指標を創造するために、地球科学における研究評価の国際チューニングの議論を!
*山中 康裕1、島村 道代2、末広 潔2 (1.北海道大学大学院地球環境科学研究院統合環境科学部門、2.海洋研究開発機構)