講演情報

[PPS05-10]巨大衝突起源円盤からのPhobosとDeimosの集積過程について★招待講演

*兵頭 龍樹1,2、玄田 英典1、Charnoz Sebastien2、Rosenblatt Pascal3 (1.東京工業大学 地球生命研究所、2.Institut de Physique du Globe de Paris、3.Royal Observatory of Belgium)

キーワード:

火星衛星:Phobos、Deimos

火星には二つの衛星PhobosとDeimosがあり、JAXAの次期サンプルリターンミッション(通称 MMX 計画: Martian Moons eXploration )のターゲット天体として検討されている。衛星は惑星本体に付随して形成されたと考えられることから、計画に先んじたPhobosおよびDeimosの起源と進化の理論的側面からの理解は、火星史を紐解く鍵になりうり、さらにMMX計画の最大化にも繋がる。

近年、我々は火星衛星が巨大衝突によって形成された円盤から集積しうることを初めて明らかにした(Rosenblatt et al. 2016, Nature Geo)。しかし一方で、詳細な集積過程や集積円盤の組成・熱力学的な情報は明らかになっていない。本研究では、火星衛星の円盤からの集積過程を詳細な解析および高解像度の巨大衝突SPH計算からより深く議論する。