[A02]固体酸触媒を用いたパーム酸オイルのバイオディーゼル燃料への変換
○範 麗江1、銭 衛華1、神谷 憲児1(1. 東京農工大学)
パームオイル精製プロセスにおいて、トリグリセリド(TG)と遊離脂肪酸(FFA、>30%)を含むパーム酸オイル(PAO)が副生される。これまでに固体酸触媒を用いたPAOとメタノールを反応させるBDF製造法が開発されてきたが、BDFの低温流動性が低かった。本研究では新規固体酸触媒を開発し、PAOとそのモデル化合物を使用し、メタノールとの反応を行った。エステル化およびエステル交換反応に加えて、生成された脂肪酸メチル(FAME)の骨格異性化を行い、BDFの性状を改善した。
