[A15]金属リン化物によるCO2水素化 ー選択的CO生成の機構ー
○宍戸 哲也1,2,3、福田 一真1、Li Mingjie1、三浦 大樹1,2,3(1. 東京都立大学、2. 水素エネルギー社会構築推進研究センター、3. 京都大学触媒・電池元素戦略)
常圧のCO2水素化において高いCH4選択率を示すRh/TiO2および
Rh/TiO2触媒にリンを添加すると100%の選択率でCOを生成することを見出し、その要因について構造と反応機構の観点から解析を行った。リン添加RhおよびRu触媒は還元処理を施すことで触媒中でリン化物を形成することを確認した。リン化物上ではCO2から生成したCOの水素化が極めて進行しにくいことで高選択的にCOを生成することを見出した。また、リン化物中の金属種は、金属と比較しH2活性化能が高いことが明らかとなった。
Rh/TiO2触媒にリンを添加すると100%の選択率でCOを生成することを見出し、その要因について構造と反応機構の観点から解析を行った。リン添加RhおよびRu触媒は還元処理を施すことで触媒中でリン化物を形成することを確認した。リン化物上ではCO2から生成したCOの水素化が極めて進行しにくいことで高選択的にCOを生成することを見出した。また、リン化物中の金属種は、金属と比較しH2活性化能が高いことが明らかとなった。
