[B07]可視/近赤外光利用型メタン水蒸気改質反応における温度勾配効果
○山本 旭1、サルワナ ウィリア1、西野 優冴1、高見 大地1、吉田 寿雄1(1. 京都大学)
現行の化学産業では水素の大部分はメタンの水蒸気改質により製造されているが、本反応は吸熱反応のため十分な転化率を得るためには873 K程度以上の高温が必要である。当研究室では、この熱エネルギーを太陽光加熱により供給する光利用型の触媒反応系の開発を行ってきた。本研究では、シリカ担持ニッケル触媒を用いて高強度の可視/近赤外光照射下での水蒸気改質反応を検討し、光照射下で形成される触媒層の温度勾配が触媒反応性能に与える影響について調査した。
