[B15]ゼオライトの塩基処理による特性変化解析を通じたポリプロピレン触媒分解が進行する場所の解明
○福政 智大1、増田 大毅1、川谷 優也1、菅沼 学史1、辻 悦司1、片田 直伸1(1. 鳥取大学工学部附属グリーン・サスティナブル・ケミストリー研究センター)
我々はシクロオクタンを溶媒としてポリプロピレン(PP)の分解を行うにあたり、触媒がMFI型ゼオライトであるとシクロオクタンが分解せず、PPが選択的に分解されることを見出している。このことはシクロオクタンはミクロ細孔に入らないと反応しないことを示しているが、PPが反応している場所は不明である。本研究では、ゼオライトの塩基処理の影響を調査し、PPは主に外表面酸点ではなくミクロ細孔の入口に近い領域で分解していることを見出した。
