講演情報
[CC-座長][座長抄録] アクティブシニアに向けた補綴治療
*新保 秀仁1、*秋山 謙太郎2、山谷 雄一3 (1. 鶴見大学歯学部 口腔リハビリテーション補綴学講座、2. 岡山大学学術研究院 医歯薬学域 咬合・有床義歯補綴学分野、3. 東京科学大学病院歯科技工部)
キーワード:
臨床コンペティション、アクティブシニア、補綴治療
超高齢社会の現在,仕事や趣味などに意欲的で健康意識が高い,「アクティブシニア」が増加している.アクティブシニアとは年齢を重ねてもいつまでもいきいきと活動したい,そして自分の価値が認められていると自覚できるように仕事や趣味に対して非常に意欲的であるとされている.その活力を生み出すのは健康状態を維持できる栄養摂取,つまり「食」であり,歯科医療はアクティブシニアを支える重要な位置づけにあると考える.なかでも,加齢に伴い歯の欠損や歯冠崩壊は増加傾向にあり,失われた口腔機能や審美性を回復する補綴治療は,アクティブシニアの生活の質と社会参加を支えうる必要不可欠な歯科医療である.昨今,シニアのライフスタイルは多様化しており,その傾向や特徴について十分理解してアプローチする必要があると考えられる.今回の臨床コンペティションではアクティブシニア層の症例に対して,歯科医師と歯科技工士が患者の背景や口腔状態を熟考したうえで緊密に連携し,精密な検査・診断の基づく治療計画,創意工夫を活かした補綴設計,さらにはそれを具現化する匠の技による治療成果を発表していただく.
