講演情報

[CT1]臨床医学の実践および医学系研究に求められる医療倫理

*吉村 弘1 (1. 徳島大学大学院口腔科学研究科口腔生理学分野)
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キーワード:

医学倫理の「4原則」、利益相反の最小化、臨床研究に関する倫理指針

医療倫理とは、医療従事者が臨床医学の実践および臨床研究において守るべき行動規範・原則であり、医療現場で生じる様々な倫理課題に対する最良の道徳的判断基準の役割を持ち、一連の価値観から成り立っている。その目的は、患者の尊厳と権利を最大限尊重し、公平・公正な医療の実現である。医療倫理が扱う対象は、診療における臨床倫理および生命科学における研究倫理である。医療従事者は、医療現場において患者それぞれの価値観に基づく自己決定権を尊重して適切に対応していかなければならない。また、人を対象とする医歯学系研究は、国民の健康の保持増進、傷病からの回復または生活の質の向上を目的として実施される。一方で、人を対象とするこのような研究は、研究対象者の身体及び精神はもとより社会に対しても大きな影響を与え、それにより新たな倫理的、法的又は社会的課題を招く可能性がある。したがって、研究の計画・実施に際しては、高度な倫理性が要求される。