講演情報
[ES4-1]イブニングセッション4
*長嶺 憲作1 (1. 東北・北海道支部)
15歳女性の犬歯1歯欠損に対して,RBFDPsを臨床応用した.初めて取り組んだRBFDPs症例である.
当初,従来型ブリッジによる治療を提案したが,健全歯質の削合量の多さと歯髄への悪影響から患者とその家族から拒否された.比較的削合量の少ない接着ブリッジは,脱離等の問題により予後に不安が残る可能性が高い1).
われわれは,低侵襲で審美回復可能な補綴装置であるドイツRBFDPsを応用することとした.ただし,RBFDPsは前歯部支台歯における良好な臨床成績を示しているが2),小臼歯を支台歯とした症例報告は極めて少なく,十分な検証は報告されていない.
そこで,これまでドイツRBFDPsの前歯部に対する治療方法3)に新たなアイデアを加えて治療を行った結果,その患者と家族は審美的に高い満足度を示し,術後2年の経過においてもその審美性は維持されている.
日本におけるRBFDPsの臨床認知を広げ,今後のエビデンスの集積および検証につなげることを目的に小臼歯を支台歯としたRBFDPs症例を通じて,臼歯部へのRBFDPs適用の可能性とその具体的な方法について議論したい.
文献
1)矢谷博文.メタルフレームを用いたカンチレバーブリッジの生存率と合併症:文献的レビュー.日補綴誌2019;11:193-205.
2)Kern M. Türp L. Yazigi C. Long-term outcome of anterior cantilever Zirconia ceramic resin-bonded fixed dental prostheses: Influence of the pontic location.J Prosthet Dent2025;133:1018-1023.
3)Kern M.Warum die Schneidezahn-Adhäsivbrücke einflügelig und in Deutschland Regelversorgung wurde.Quintessenz 2017;68(7):777-789.
当初,従来型ブリッジによる治療を提案したが,健全歯質の削合量の多さと歯髄への悪影響から患者とその家族から拒否された.比較的削合量の少ない接着ブリッジは,脱離等の問題により予後に不安が残る可能性が高い1).
われわれは,低侵襲で審美回復可能な補綴装置であるドイツRBFDPsを応用することとした.ただし,RBFDPsは前歯部支台歯における良好な臨床成績を示しているが2),小臼歯を支台歯とした症例報告は極めて少なく,十分な検証は報告されていない.
そこで,これまでドイツRBFDPsの前歯部に対する治療方法3)に新たなアイデアを加えて治療を行った結果,その患者と家族は審美的に高い満足度を示し,術後2年の経過においてもその審美性は維持されている.
日本におけるRBFDPsの臨床認知を広げ,今後のエビデンスの集積および検証につなげることを目的に小臼歯を支台歯としたRBFDPs症例を通じて,臼歯部へのRBFDPs適用の可能性とその具体的な方法について議論したい.
文献
1)矢谷博文.メタルフレームを用いたカンチレバーブリッジの生存率と合併症:文献的レビュー.日補綴誌2019;11:193-205.
2)Kern M. Türp L. Yazigi C. Long-term outcome of anterior cantilever Zirconia ceramic resin-bonded fixed dental prostheses: Influence of the pontic location.J Prosthet Dent2025;133:1018-1023.
3)Kern M.Warum die Schneidezahn-Adhäsivbrücke einflügelig und in Deutschland Regelversorgung wurde.Quintessenz 2017;68(7):777-789.
