講演情報
[P-8]顔面エピテーゼ用シリコーンとフレームワークを想定したPEEK材との接着強さの検討
*平田 貴哉1、隅田 由香1、髙橋 英和2、五味 治徳3 (1. 日本歯科大学生命歯学部 歯科補綴学第1講座、2. 日本歯科大学生命歯学部 歯科理工学講座、3. 日本歯科大学生命歯学部 歯科補綴学第2講座)
【目的】
顔面エピテーゼ製作は,フレームなどを併用し軽量化を図ることがあり,Poly Ether Ether Ketone(以下PEEK)を基部に用いた顔面エピテーゼ製作が今後予測される.本研究では,顔面エピテーゼ用シリコーン材(以下シリコーン材)と,基部構造を想定したPEEKとの引張接着強さを明らかにすることを目的とした.
【方法】
引張接着強さはISO 10139-2:2016に準じて求めた.PEEKディスク(松風)より切り出した試験片を平滑に研磨し被着体とし,半数は50 μmアルミナサンドブラスト処理をした.顔面シリコーン材はシルフィ(ジーシー),A-2186(Factor Ⅱ)を用いた.被着面処理は研磨面(C),Cにサンドブラスト処理(SB),CにリラインⅡプライマーレジン用にて処理(RLP),Cにソフリライナータフプライマーにて処理(STP),SBにリラインⅡプライマーレジン用にて処理(SB+RLP),ソフリライナータフプライマーにて処理(SB+STP)の6条件とし,乾式保温槽に保管後37℃で24時間静置保管した.引張試験は万能試験機にて行った.統計処理はKruskal-Wallis検定,Steel.Dwass検定を用いた.有意水準は0.05とした.
【結果と考察】
引張接着強さは,いずれのシリコーン材でもプライマー使用群がC群,SB群より優れていた.しかし,RLP群とSB+RLP群間,及びSTP群とSB+STP群間で有意差は認められなかった(p>0.05).いずれのシリコーン材でもC群,SB群,SB+STP群,シルフィのSTP群では主に界面破壊であった.一方,いずれのシリコーン材でもRLP群およびSB+RLP群,A-2186のSTP群では混合破壊であった.
PEEKと顔面シリコーン材との接着はサンドブラスト処理よりもプライマーによる効果の方が大きいと考えられる.またプライマー処理した群では,SBの有無及びシリコーン材の種類に関わらず,報告されているアクリル樹脂とシリコーン材との引張接着強さより優れていた1).
【参考文献】
1) Sanohkan S, Kukiattrakoon B, Peampring C. Tensile bond strength of facial silicone and acrylic resin using different primers. J Orofac Sci 2017;9
顔面エピテーゼ製作は,フレームなどを併用し軽量化を図ることがあり,Poly Ether Ether Ketone(以下PEEK)を基部に用いた顔面エピテーゼ製作が今後予測される.本研究では,顔面エピテーゼ用シリコーン材(以下シリコーン材)と,基部構造を想定したPEEKとの引張接着強さを明らかにすることを目的とした.
【方法】
引張接着強さはISO 10139-2:2016に準じて求めた.PEEKディスク(松風)より切り出した試験片を平滑に研磨し被着体とし,半数は50 μmアルミナサンドブラスト処理をした.顔面シリコーン材はシルフィ(ジーシー),A-2186(Factor Ⅱ)を用いた.被着面処理は研磨面(C),Cにサンドブラスト処理(SB),CにリラインⅡプライマーレジン用にて処理(RLP),Cにソフリライナータフプライマーにて処理(STP),SBにリラインⅡプライマーレジン用にて処理(SB+RLP),ソフリライナータフプライマーにて処理(SB+STP)の6条件とし,乾式保温槽に保管後37℃で24時間静置保管した.引張試験は万能試験機にて行った.統計処理はKruskal-Wallis検定,Steel.Dwass検定を用いた.有意水準は0.05とした.
【結果と考察】
引張接着強さは,いずれのシリコーン材でもプライマー使用群がC群,SB群より優れていた.しかし,RLP群とSB+RLP群間,及びSTP群とSB+STP群間で有意差は認められなかった(p>0.05).いずれのシリコーン材でもC群,SB群,SB+STP群,シルフィのSTP群では主に界面破壊であった.一方,いずれのシリコーン材でもRLP群およびSB+RLP群,A-2186のSTP群では混合破壊であった.
PEEKと顔面シリコーン材との接着はサンドブラスト処理よりもプライマーによる効果の方が大きいと考えられる.またプライマー処理した群では,SBの有無及びシリコーン材の種類に関わらず,報告されているアクリル樹脂とシリコーン材との引張接着強さより優れていた1).
【参考文献】
1) Sanohkan S, Kukiattrakoon B, Peampring C. Tensile bond strength of facial silicone and acrylic resin using different primers. J Orofac Sci 2017;9


