講演情報

[P-26]新規常温重合レジンの刺激性の評価

*森髙 敦1、上月 礼亭1、藤村 英史1 (1. 株式会社 松風)
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【目的】
 常温重合レジンは,テンポラリークラウンの作製や義歯床の補修など,様々な用途に使用可能であるものの,液材の主成分となるメチルメタクリレート(MMA)は生体への刺激性や臭気が懸念されている.そこで演者らは,液材中のMMA配合量を低減させた新規常温重合レジン(開発コード:SI-300513)を開発した.本研究では,該新規常温重合レジンについて,口腔粘膜モデルを用いた刺激性を従来製品と比較評価した.
【方法】
 MatTek社製口腔粘膜刺激性試験キットEpiOral200TM(ORL-200)を使用し,プロトコールに従って評価を行なった.本試験では新規常温重合レジン及び自社従来製品(PN)の液材(蒸留水1:1希釈溶液)40 µLを滴下し,1時間暴露した.2時間の後培養ののち,MTTアッセイを実施した.570 nm及び650 nmの波長で吸光度を測定し,以下の式1及び式2に従って生細胞率(%)を算出した.算出された生細胞率(%)をT検定により有意差検定を行なった. (式1)測定値=[検体の吸光度(570 nm)-検体の吸光度(650 nm)]-[ブランクの吸光度(570 nm)-ブランクの吸光度(650 nm)] (式2)生細胞率(%)=被験物質の測定値/陰性対照の測定値平均※✕100 ※N=3の試験から算出した平均値
【結果と考察】
 口腔粘膜モデルを用いて新規常温重合レジンの刺激性を評価した.その結果,該製品は従来製品と比較して有意に高い生細胞率を示し,低刺激性に優れることが認められた.(Fig.1)