講演情報
[P-83]睡眠時ブラキシズムの診断における簡易検査の妥当性に関する検討
*小黒 裕之1、飯田 崇1、大原 崇志1、川上 諒也1、山川 雄一郎1、石井 優貴1、吉田 一央1、岩﨑 正敏1、岩田 好弘1、小見山 道1 (1. 日本大学松戸歯学部 顎口腔機能補綴学講座)
【目的】
睡眠時ブラキシズム(SB)の診断における簡易的な検査方法の有用性確立を目的とし,ウェアラブル筋電計(WEMG)を用いたdevice-basedのSB診断とclinically basedの評価項目に加えSBとの関連が疑われる質問票・検査項目との相関を評価し,これらの項目を用いたSB診断の妥当性について検討した.
【方法】
顎口腔領域に異常を認めない健常成人40名(男性25名,女性15名,平均年齢29 ± 4)歳を対象とした.WEMGを用いて夜間2日間以上,側頭筋筋活動を測定し,1時間あたりのSBイベント数を算出した.平均25回以上を重度睡眠時ブラキシズム(HSB)群,25回未満を軽度睡眠時ブラキシズム(LSB)群に分類した.clinically based の評価項目として口腔内診査(舌圧痕,咬頬痕,下顎隆起,口蓋隆起,咬耗)を評価した.SBとの関連が疑われる簡易的に行える検査として最大咬合力,咬筋の圧痛,筋硬度,疼痛閾値を評価した.PHQ-9,GAD-7,PHQ-15質問票を用いて精神・身体症状の評価を行った.統計解析にはWilcoxon順位和検定およびFisherの正確確率検定を用い,有意水準は5%とした.
【結果と考察】
HSB群のSBイベント数(36.3 ± 9.7回/hour)はLSB群(16.1 ± 4.5回/hour)と比較して有意に高い値を示した(P < 0.001).HSB群28名,LSB群12名のうち以下の項目を有する各群の割合は舌圧痕(HSB : LSB=50% : 50%),咬頬痕(54% : 33%),下顎隆起(50% : 50%),口蓋隆起(36% : 33%),咬耗(43% : 58%),筋痛(32% : 25%)であり,両群間に有意差を認めなかった.最大咬合力,咬筋の圧痛,筋硬度,疼痛閾値,PHQ-9,GAD-7,PHQ-15スコアは両群間に有意差を認めなかった.
device-basedのSB診断とclinically basedの評価項目の間には相関は認められず,clinically basedによる睡眠時ブラキシズムの診断は精度が低く,他のツールと組み合わせて用いるべきであることが示唆された.
睡眠時ブラキシズム(SB)の診断における簡易的な検査方法の有用性確立を目的とし,ウェアラブル筋電計(WEMG)を用いたdevice-basedのSB診断とclinically basedの評価項目に加えSBとの関連が疑われる質問票・検査項目との相関を評価し,これらの項目を用いたSB診断の妥当性について検討した.
【方法】
顎口腔領域に異常を認めない健常成人40名(男性25名,女性15名,平均年齢29 ± 4)歳を対象とした.WEMGを用いて夜間2日間以上,側頭筋筋活動を測定し,1時間あたりのSBイベント数を算出した.平均25回以上を重度睡眠時ブラキシズム(HSB)群,25回未満を軽度睡眠時ブラキシズム(LSB)群に分類した.clinically based の評価項目として口腔内診査(舌圧痕,咬頬痕,下顎隆起,口蓋隆起,咬耗)を評価した.SBとの関連が疑われる簡易的に行える検査として最大咬合力,咬筋の圧痛,筋硬度,疼痛閾値を評価した.PHQ-9,GAD-7,PHQ-15質問票を用いて精神・身体症状の評価を行った.統計解析にはWilcoxon順位和検定およびFisherの正確確率検定を用い,有意水準は5%とした.
【結果と考察】
HSB群のSBイベント数(36.3 ± 9.7回/hour)はLSB群(16.1 ± 4.5回/hour)と比較して有意に高い値を示した(P < 0.001).HSB群28名,LSB群12名のうち以下の項目を有する各群の割合は舌圧痕(HSB : LSB=50% : 50%),咬頬痕(54% : 33%),下顎隆起(50% : 50%),口蓋隆起(36% : 33%),咬耗(43% : 58%),筋痛(32% : 25%)であり,両群間に有意差を認めなかった.最大咬合力,咬筋の圧痛,筋硬度,疼痛閾値,PHQ-9,GAD-7,PHQ-15スコアは両群間に有意差を認めなかった.
device-basedのSB診断とclinically basedの評価項目の間には相関は認められず,clinically basedによる睡眠時ブラキシズムの診断は精度が低く,他のツールと組み合わせて用いるべきであることが示唆された.
