大会長挨拶
第78回日本薬理学会西南部会開催にあたって
第78回日本薬理学会西南部会 大会長 池田 正浩 (宮崎大学農学部獣医薬理学 教授) |
平素より日本薬理学会西南部会の活動に対しまして、格別のご厚誼を賜り、心より感謝申し上げます。この度、第78回日本薬理学会西南部会会長を拝命致しました宮崎大学の池田正浩です。皆様に謹んでご挨拶申し上げます。
日本薬理学会西南部会の宮崎での開催は、昭和56(1981)年、平成10(1998)年、平成19(2007)年に続いて今回が4回目で、実に18年ぶりではないかと思います。これまで、大変好評のうちに終えることができました。これも偏に皆様方のご協力の賜物と、改めてお礼を申し上げる次第です。
日本薬理学会西南部会は、戦後すぐの昭和24(1949)年に1回目を開催し、それ以来しっかりと足跡を残してきた歴史ある学会です。とは言え、薬理学を取り巻く環境は大きく変わりつつあります。特に、人工知能(AI)やSDGsが、薬理学を大きく変えようとしています。AI技術を生かした診断・治療・予防技術の発展や教育資源の充実、SDGsにおける薬理学の貢献、さらには、様々な動物に対する動物福祉や地球生態系保全に関する薬理学研究も求められるようになって参りました。そこで第78回日本薬理学会西南部会では、「新時代の薬理学」のテーマを設定させて頂きました。このテーマの下、一般発表や意見交換などを通して、新しい時代の薬理学の取り組みや研究を、皆で考える契機になればと考えています。
日程・場所につきましては、学術集会を2025 年11月8日(土)に、市民公開講座を11月9日(日)に、それぞれ宮崎大学木花キャンパス、宮崎大学錦本町ひなたキャンパスで開催します。皆様の奮ってのご参会を心よりお待ち申し上げております。