講演情報

[1G3-OS-13a-02]営業架電スケジュールの最適化:最小費用流解法と動的シミュレーション評価

〇笠原 勇布1、松岡 佑知1、西村 直樹1、金光 俊輔1、池田 春之介2、鮏川 矩義3、高野 祐一2 (1. 株式会社リクルート、2. 筑波大学、3. 法政大学)

キーワード:

営業架電、スケジューリング、最小費用流、シミュレーション

企業の営業活動における架電業務では、限られたオペレータのリソースから最大の成果を引き出すスケジュール作成が課題である。現状のスケジュール作成は経験的ヒューリスティックに依存しており、非効率な人員配置や機会損失が生じていた。本研究では、実務データに基づき、1日あたりの期待商談獲得数を最大化する架電スケジュール作成手法を提案する。 提案手法は、勾配ブースティング決定木(LightGBM)を用いて顧客ごとの商談獲得率を予測し、その予測値を利得とした最小費用流問題に帰着させることで、大規模な顧客リストに対しても現実的な計算時間で大域的な最適解を導出する。 さらに、通話成否によってオペレータの拘束時間が変動する実務上の不確実性を考慮し、動的なモンテカルロシミュレーションによる評価を行った。その結果、従来の貪欲法と比較して平均商談獲得数が最大16.7%向上することを確認した。また、顧客数の増加に伴い、計算時間は実験的に線形に近い推移を示し、実運用における高いスケーラビリティも確認された。

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